カレーショップが廃棄した食品が産廃業者を経由してスーパーの店頭に並んだという事件が露見した。
諸悪の根源は食品の廃棄を任された産業廃棄物処理業者の転売行為だろう。
依頼元には「堆肥処分した」と報告しておきながら実態はその大半を横流ししていた。
全くモラルの微塵も見られない。
ただ買い付けに応じた食品卸が気が付かない訳はなかろう。
元来食品などは産業廃棄物処理業者の扱う品物ではないからだ。
そこから先の流通ルートについては慎重に捜査を進める必要があろう。
外食産業の味を家庭で気軽に楽しめるよう商品化するケースはままある。
当該商品を店頭に並べたスーパーが全て廃棄品として認識していたかどうか・・・。
再発防止策はやはり「罰則の強化」ではないか。
モラルの向上が原則なのだが欲望に目がくらむのが人間の弱さだ。