グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

勝者なき都議会・百条委員会に思う

2017年03月21日 | 日記
都民や中央市場関係者の多大な関心の中で行われた都議会・百条委員会が昨日の石原元都知事の証人喚問で一つのヤマ場を越えた。
しかし昨日までのやり取りで一定の成果があったとは言い難い。
それにしても昨日の石原証人の「脳梗塞の後遺症で平仮名すら思い出せない」との発言には驚いた。
つい2週間前には「座して死を待つ訳にはいかない」として自主的に記者会見を行ったほどの気力はどこに行ってしまったのか。
まさかこの2週間で急速に記憶力が衰退したわけではないだろう。
証言内容は2週間前の記者会見内容を何ら超えるものではなかった。
これは質問に立った都議会各会派の議員諸氏側にも問題がありそうだ。
証人の回答内容をあらかじめ予想できるような質問はあまり意味がない。
ありきたりの緩々(ゆるゆる)質問では核心に迫れないのも当然だ。
というわけで昨日までの百条委員会に勝者は見当たらない。
都議会のスポンサーは東京都民なのだがこれではストレスが溜まるだけである。
百条委員会のカギを握っているのは議員諸氏だろう。
まだ挽回できるチャンスはある。
次回の会合に向けて渾身の努力を求めたい。