グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

引きこもり関連事件の続発に思う

2019年06月06日 | 政治・経済・社会問題
引きこもりに関連する事件が相次ぎ社会に大きな不安と動揺が生まれているようだ。
そんな中で先日、中高年引きこもり対象者数が61万人にも上ることが政府より公表された。
この数値は若年層の対象者数よりも多いため社会に一層衝撃的に受け止められた。
さらにさる有識者によればこの推定値は実数より相当少ないという。
これではもう今から相当強力な対策を講じていかないと大きな社会問題となるのではないか。
かといって即効性のある妙案などないだろう。
先ずは現在都道府県・政令指定都市に設置されている「引きこもり地域支援センター」の拡充、市町村レベルへのネットワーク展開である。
同時に引きこもり対象者に社会参加を促す居場所作りも重要だ。
今、巷で暴利を貪る劣悪な民間業者が跋扈しつつあるようだからこれらの排除も兼ねて環境整備が求められる。
引きこもりについては発生源を絶つという意味で学校や企業へのさらなる働き掛けも要るのではないか。
いずれにせよ現段階でこれだけ対象者がいるということは今後大変な社会問題になる恐れがある。
少子化対策と同じような半ば放置状態はもう許されない。