グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

五輪競技の一部札幌開催に思う

2019年11月04日 | 社会
東京五輪で予定されていたマラソン、競技の両種目がどうやら札幌開催の線で落ち着いたようである。
「アスリート・ファースト」の精神から言えば早く収まるのが第一であるからまずは一段落である。
一時は怒り心頭だった都知事も「合意なき決定」などの言葉を残したものの、まあ大人の対応で何とか折り合った。(笑)
しかし札幌開催案にはまだまだ懸案事項もあるのではないか。
札幌開催に伴うコース・会場の設定やスタッフ、観光を兼ねたオリンピック観衆の受け入れに問題はないのだろうか。
逆に東京を離れることになった競技運営で選手諸君になにがしかの戸惑いが出ていることは否定できないし投下済の経済コストをどう回収するのかも大きな課題だ。
パブリック・セクター、プライベート・セクターともに東京五輪を当て込んだ相当量のコストを投入している。
東京五輪組織委はIOCに対し東京都の立場を踏まえ当地での完全開催に向けてもう少し踏ん張って欲しかったと思うのだがどうだろう。
完全に落ち着くにはまだしばらく時間がかかりそうである。