昨日このブログで東京オリ・パラの実現化可能性について雑感をしたためたところだが早速というか、偶然というか、組織委員会のトップが相変わらずの調子で(開催について)不退転の決意を披露していた。
要は「『できる、できない』の議論ではなく、(開催することを前提に)どういう形で行うのかを検討しなくてはならない」ということらしい。
開催主催者側の立場に立てば当然のコメントなのだが、いうまでもなく東京オリ・パラの開催には多くの利害関係者が絡むわけだからただIOCの裁定を待っていればいいというものでもないだろう。
IOCとの交渉に備える意味でも日本側の誰かが感染抑制と経済効果のバランスを見ながら客観的に(開催可否に関する)判断材料を収集・整理していく必要があるのではないか。
世論調査によれば国民の80%近くが東京オリ・パラの開催を危ぶんでいる。
国内のコンセンサスを取りまとめることは容易ではないが、となればなおさら冷静な対応が求められるものだ。