17日に始まったコロナウィルスワクチンの接種体制なのだがその先行きが今はっきり見通せているわけではないようだ。
ワクチン第2便は21日到着予定、3月中に計234万回分確保するとのことだが今度は対象となる医療従事者の数が370万人から100万人ほど増えそうだという。
供給についてはEU域内との奪い合い、需要についてはこの期におよんでまだ未確定だというから綿密な需給調整は難しいと思う。
政府は「医療関係者とその後に実施する予定だった高齢者、基礎疾患保有者などとを並行して接種を行っていく」方針のようだが現場で混乱など起きないのだろうか。
それに個人単位の接種状況を管理する情報システムは業者に発注したばかりなのである。
ワクチンについてはファイザー製以外にモデルナ、アストラゼネカ製も加わってくる。
メーカーによって2度打ちの要否や効用、副反応に違いもあるようだ。
さらに東京オリンピックの開催が待ち構えているのでこれに間に合わせなければならない。
河野特命大臣でなくともこの状況を適切に捌くのは容易ではないだろう。