演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

10/02/27 巷談 さくま亭

2010-02-27 | 講談会・落語会
一龍斎貞鏡…『武士気質 腹切り平左衛門』

一龍斎貞友…『金明竹』

《お仲入り》

一龍斎貞山…『長命訓』

一龍斎貞水…『松平周防守 -手形の槍-』


およそ1年半ぶりに訪れた「さくま亭」。
今回も地元の常連さんを中心に25人ほどのお客さんでギッシリ!

貞鏡さん
貞友先生の会のチラシを配り、そのまま高座へ。
先週のは不本意な高座が続いてしまいましたが、今回は大過なく一席を読みました。
新ネタに挑戦することも必要ですが、巧拙はどうあれキッチリと読み上げる姿勢が大切だと思いますね!

貞友先生
「昼の「講談土曜特選会」(日本橋亭)に出演されていた貞山先生に来ていただいたので、今夜は豪華ですよ!」
と嬉しそう。
「後の先生方をお楽しみに、私は落語をやります!!」
たまに高座で“落語ネタ”をかける貞友先生の今夜の演目は『金明竹』。
「師匠(貞水先生)には〝やめろ〟と言われましたが、6年ぶりにやります」という『金明竹』は、与太郎ではなく「松」という設定。
「骨皮」の場面で〝猫の断り方〟を抜かしてしまったため、〝おじさんの断り方〟でちょっとメロメロ…。
それでも〝言い立て〟の場面では大きな笑いが起きていました!

《お仲入り》でみかんのサービス。大きくて甘いみかんでした。

貞山先生
「日本橋亭にいたら“ビール1本飲ませるからちょっと来ないか”と言われ、“着物を持って来ているんだから一席を”と高座に上げられてしまった」
徳川家康が師と仰いだ「天海大僧正」の『長命訓』を紹介。
やはりいつの時代でも、誰でも、長生きはしたいですもんねぇ・・・。

貞水先生
奇しくも先週の「貞山・貞鏡親子会」と同じ顔ぶれになりましたが、あの時の貞水先生はご挨拶のみ。
今夜はまさしく『W親子会』となり、貞水先生は「あまり聴かないネタにしましょうか?」
「あまり聴かないということは、講釈師があまりやらないということ」
「なぜ、あまりやらないかというと、面白くないから・・・」
と会場をほぐし、まずは種々の四方山話。
松平周防守が左手で家康の命を守り、褒美をねだったものの吝嗇の家康はなかなか出したがらない。
業を煮やした周防守がさらにねだると、大久保彦左衛門が周防守を一喝!
改心した周防守が以後忠誠を誓う・・・てな内容。

それぞれの演者さんが持ち味を発揮した、とてもお得な会でした!
コメント
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