8月18日 宮内庁に事前に申し込み「桂離宮」に初めて言って来た。
最初に、お土産の「麦代餅(むぎてもち)」の写真をのせる。
昔、田植えや麦刈りのおやつに届けられたお菓子だ。代金の代わりに刈った麦をもって支払ったので「麦代餅」だ。けっこう甘く作業の疲れには心地いい味だろう。中は粒あんで、きな粉が振りかけられていて餅はなかなか歯ごたえがある。
修学院は、4つの茶室と一つの仏堂。そして宿泊施設である書院の6つを中心に確認する。
まずは、松琴亭。格式高い設えだが目立つのは「松琴」の扁額(後陽成天皇宸筆)と、市松模様のふすまが斬新である事だ。
池の奥まったところに建てられ、狭い石橋を渡って行く。(毎年見学者の中で池に転落する人が多い。)
石橋・土橋がいくつかあるが、その上で立ち止まっての写真撮影が禁止されている。
賞花亭は、道の途中にちょっと立ち寄る休憩場所のように設えられている。まさに立ち止まり季節の花を愛でるような佇まいだ。
船着場から侵入する趣向の笑意軒。
扁額は、曼殊院門跡の直筆。笑いながら書いたか?
酷暑からはやや和らいだ暑さだが、ここで休憩。
修学院離宮から比べると規模も趣向も小規模だが、芸術性は高いらしい。上皇が作った離宮と、宮家が暇つぶしに作った離宮との違いは否めない。八条の宮智仁・智忠親子の複雑な人生を次回書く。