コロナ禍である。国難である。それなのに報道の方向がふざけていないか?菅首相の会食に始まり、どこかの市議たちのコンパニオン付き忘年会を伝えて、今日は橋本五輪担当大臣の6人の宴会を取り上げている。いずれも高級料亭であることも問題視している。

このような報道は良いのか?国民は皆我慢しているのに、政治家だけが大規模な宴会をしていて良いのかという「言い分」は分かる。一方、我々の方も、宴会を開催している人を無条件で批判していないか。これも一種の同調圧力であり多分に国民性による。
まず、宴会の一切を禁じているのではない。十分な感染対策を講じたうえで実施する常識的な会合は良いのではないか。さらに、首相などは常に一流文化人・経済人などから情報収集していかなければならない立場だ。一切の会合を禁じたらやってられない。

首相は特別だと言って良いのではないか。とにかく報道の自由とは言え、長時間かけて問題視するほどのことではない。ただ、現在国会が開催されていないことや首相がいまだに国民に話しかける形の会見を行わない態度には大いに問題があると思う。
宴会をしているかどうかなどより、仕事をしているかどうかを問うべきであり、クダラナイ報道姿勢はやめて真剣に感染拡大を止める施策を議論してほしい。強制力のない非常事態宣言では、相撲も野球も五輪も中止にはならない。
追伸 翌日の報道 奈良県の山添村の議員たちがコンパニオン付きの宴会をしたらしい。議員の一人が、「マスコミの奴らに見つかったら言われるだろうな。」と、思ったと。笑っていた。自分たちの馬鹿さを棚において、マスコミの馬鹿さを馬鹿にしているのだ。

しかし、人口数千人の過疎の村の事だ。報道するに値するとは思えない。南極で宴会して非難するか?と、思ったら南極大陸で感染者発生とのこと。冗談も言えなくなった。五大陸前部に感染者が出たと言う。奈良の過疎の村でも冗談で済まないのだ。
GOTOコンパニオン だ。