安部前首相を嘘つき呼ばわりする国会での、公開ヒヤリングを見ていた。遂に、日本も前首相の罪科を問う国になり下がった。韓国や多くの途上国では、利権が凄まじいものなので政権交代は、前権力者を糾弾することから始まる。
日本には「惻隠の情」という徳目がある。死んだ人、辞任した人の責任は追及しない。新たに権力の座についても前任者の功績を辱めない。他の国では、昔は王朝の交代があれば墓を暴き死後処刑も辞さない。現代でもそのような考え方があり、歴史書まで改ざんする。
病が原因とは言え、首相を自ら下りた安部さんは、7年にもわたり政治を指導した。野党や左翼マスコミがなんと言おうと、国民は指示したのだ。選挙に強いという戦略性もあったのだが、少なくとも野党に国民の支持はなかったのである。
この後、政党支持率は発表されるが、国民は今何を望んでいるか、はっきり分かるだろう。コロナ対策が一番の関心事であり、現在国会が休会中であることが許せないのである。特措法を早急に改善し、一定の強制力と補償制度を充実させて感染拡大を一気に止めてもらいたい。
結果として「嘘」となってしまっただけの答弁を100回以上嘘の発言を繰り返したという。気象予報士は全員嘘つきとなってしまう時代になるのか。営業会議で、売り上げ目標は絶対やりますと言った社員に、未達の場合に「嘘つき」と言うのか。
結婚式の誓いの言葉も「嘘」か。嘘の言葉使い方が根本的に間違っている。