アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

779 あちゃこの京都日誌  俺にも言わせろ パワハラについての考察 ②

2020-12-14 13:40:37 | 日記

勘違い型 ハラスメント

営業部門を担当する役員の時代だ。各支店を回って法人客の訪問や接待をし、支店の戦略や悩みを聞く仕事である。当然、支店長と行動を共にすることが多い。二人で長時間一緒にいるといろいろなことが分かる。支店長の方も担当役員には良い印象をもって貰いたくアピールする支店長が多いのは当たり前でもある。

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しかし、こちらも経験豊富。はったりや誤魔化しは当然見抜く。法人への訪問なんかは、相手の社長と支店長の普段の人間関係などはすぐわかる。積極的に人間関係を作っている場合と、役員の訪問に合わせてその時だけの関係かは如何に取り繕ってもわかるものだ。

支店の社員との関係もそうだ。営業部屋に入った瞬間に感じるものがある。ハラスメント支店長なら東京本社から来た来た役員にとても気を遣う。恐れているように見えることもある。良好な支店は、役員にも礼儀正しくかつ、フランクに応じてくれる。

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ある支店に訪問した時、支店長室で単身赴任の支店長に「土曜日曜どうしてるの?」と、軽く聞いて見た。「それが大変なんです。部下たちが私のマンションに毎夜押しかけて宴会になるんです。」と、「無理やり誘ったらハラスメントだぞ。」と直球を向けると、「いやいやみんな来たい来たいと言うのです。」「そして日曜は皆でドライブします。」

すでに見抜いていた。さみしがり屋の彼は、別の支店長時代自宅から通っている時も毎夜部下を誘って飲みに行くタイプで、支店長の夜の対応に部下たちは戦々恐々としていたのだ。断ると翌日から雰囲気が悪くなり仕事にも支障があるのだそうだ。

案の定、帰りの社用車で運転手さんに絶対迷惑はかけないことを条件に本音を聞いて見たら、社員のほとんどが大変困っていることが判明した。総務課長や若手社員が幹事役をやらされて、人集めを強要されるのだ。「嫌なら良いよ。」と、言うそうだがやはりその後明らかに仕事上の評価を落とされるそうだ。

部下に好かれているという勘違いだ。すぐに辞めさせたが、その後犯人(告げ口した)探しが大変だったらしい。結果、その後すぐ支店長のポストもおりてもらった。本人は、実は好かれていなかったことが分かりひどく落ち込みその後二度と再び部長以上の職に就くことなく出向してしまった。

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女性の部下に好かれている勘違いがもとで女性社員へのセクシャルハラスメントに発展するケースもしばしば見て来た。女性は向こうから「支店長、ちょっと相談があります。」と、言って来るケースがある。決して会社外で二人で会ってはならない。絶対ハラスメントだ。

やはり、上司は部下との距離感が大事でべったり仲良く付き合うことは出来ない。上下関係は24時間変わらないので如何に気を使っても相手はプレッシャーを感じている。プレッシャーは負担となって仕事の効率を奪う。上司部下でなくなってからケミストリーが合うならば付き合えば良い。

上司の誘い自体がハラスメントの可能性がある。部下たちが集う中に呼ばれれば喜んで行く。自分が主催で飲み会をするのはもちろん悪いことではないが、あくまでも会社の延長で無礼講にはならないと心得るべきで、仕事上のコミュニケーションはやはり会社で行うべきである

 

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