今国会での仮称「救済法案成立」が怪しくなってきました。
知っての通り旧統一教会により被害を受けた、信者・その子たちを救済するための法案なのですが、立憲と維新が法案を共同提出して成立を目指しています。
自民党からは救済の必要性を認めながら、その法案については、まだ明らかになっていません。
この件に関しては11/3にも「宗教二世の救済は正しいのか・・」と書きました。
今もその疑問はあります。
その大きな理由は、旧統一教会の宗教二世と同じように、自分に責任も無く解決も出来ない理由で苦しい生活環境の子供たちは大勢いる。その数は言われている宗教二世より桁違いに多いく、その子供たちを放置したまま、宗教二世だけを特別扱いして良いのだろうかと言う疑問が有るからです。
法律はその運用方法も現実に照らし合わせて慎重に作らなければならない。
政治家たちは流行病の様に宗教二世を救済すると言っています。
人々が注目しているので、これで手柄をあげる方向に走り過ぎています。
こうなると、、、
野党には手柄をやらないと与党の政治家は思うようになり、本来の目的から外れて政争の具となってしまいます。
また、弁護士や野党の人達は今国会で成立させなければ、被害者が増えるし見捨てる事になると言います。
11/3にも書きましたが、これだけ騒いでいても被害者となる人は、「救済法案」が成立しても被害者となります。
その人達は自分を被害者だと思っていませんから。
親が統一教会の信者なら、その子供に宗教の自由は無いとか、色々と言います。
しかし、家族が被害者となる原因の99%は過度な献金です。
確かに宗教を絡ませなかったら完全な詐欺行為です。
原因が献金の額なのですから、その一点について規制をすれば良いんです。
まずはその一点に絞って法律を作り、実際に運用してみる事です。
それでも、今と同じ様に世の中の人々が「宗教二世」を救済する事が必要だと言う声が多ければ、救済法案を成立させるのはそれからでも決して遅くは無い。
流行に乗り遅れないように急いで作った法律は穴だらけになり、他の法律とかみ合わない事も多いのです。
立憲・維新の法案が、他の法律と整合性が取れているとは思えない。
絡み合っている法律は多く、そこまで検証する時間は無かったと思います。
他の法律と矛盾するのは良くないのは当たり前で、そんな点が有れば現場で実行する人たちは責任問題も発生して、結局は実行できない法律になってしまいます。警察・検察などが躊躇せずに行使できる法律でなければなりません。
法律は国民を守る事と罰する事の両面があり、議論を尽くして作るべきです。
熱が覚めたら、、、そんなに特別扱いする事じゃないかも知れませんね。