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救済法案の意味

2022-11-30 11:56:11 | 最近のニュースから

いわゆる統一教会関連で、異常な献金で被害者となった人やその家族を救うため。

今後も同じような被害者を出さない為にも、作ろうとしている「救済法案」が、与野党ともに出そろい前に進んでいます。

 

あくまでも個人的な感覚では、さっさと成立させて、別の大事な仕事に集中してもらいたい。

そんな感じが抜けないのは、どうしても根本原因が「個人が勝手にやった事を法で特別に救済する必要があるのか」と言う気持ちです。

 

そして「救済法案」の効果も・・・無いよりましだろうと言う程度。

他の法律との兼ね合いも有り、言葉を慎重に選んでいるのは理解できるのですが、言葉の意味はそれぞれによって違った解釈をします。

普通の人達にはとてもじゃないが納得できない矛盾に満ちた理論を展開して信者から金をむしり取る教団だし、それを受け入れる信者たちの世界に通用するはずもない。

まぁ、それでも異常と正常の間にいる人たちには効果が有るかも知れないので、、、無いより良いでしょう。

 

少しだけ例を挙げて考えてみます。

条文案・・・

●霊感などの知見を使って、個人の不安をあおったり不安に乗じたりして、寄付が必要不可欠だなどと告げる事など、個人を困惑させる不当な行為を禁止。

× 霊感などの知見の定義は、、、 

× 不安をあおるって、、、不安を感じるのは個人差があり、他人が線引きできるのでしょうか。

 

●個人に借金させたり、自宅などを売らせたりしてまで、寄付の資金を調達するよう要求する事も禁止。

× 自宅など、、、田畑や倉庫や工場は含まれていないので、それらは良いのだろうか

× 二つ自宅が有り、不必要になった自宅も含まれるのだろうか

 

他にも解釈次第でどうにでもなる内容のパレードです。

あの連中の解釈は「どうやって金を出させるか」が前提となっていて、私たちの解釈とは全く違います。

そして、、、

大きな問題も未解決です。

それは、この法を成立させて、具体的にどの様な団体に適用させるのかと言う事です。

その団体を特定するのに裁判所の判断を仰いでからとなれば、最終的に決定するまでに長い年月が必要で、その間に被害者は苦しみ続けます。

現存する法律で刑事罰を何度か受けた団体とかも項目にあるみたいですが、日本の裁判は長いですから、日々の生活に困窮する被害者家族は救えない。

 

こんな事を考えると、、、やっぱり、この「救済法案」は、、、無いよりまし程度です。