毎日のように、、、なんとなくNHKの相撲のテレビを付けています。
「推し」の朝乃山はまだ幕下なので7番しか相撲をとりません。
取り組みの有った日は、そのビデオを必ず見ています。
今場所は「九州場所」で、着物姿の夜のおネェさん方の姿も画面で見られて、画面が明るい感じがして良いのだけど。
・・・
土俵の上の大屋根の所に「満員御礼」の幕が有りません。
テレビ画面でも、後ろの方の升席がガラガラ状態です。
「砂被り」や前の升席は、いわゆる「お茶さん」が買い占めているので、その関連でお客さんが入っています。
それとは違って、後ろの方の升席は一般に売られているのが多く、その場所の人気度が分かりやすいんです。
解説の北の富士さんが「満員にならないのは正代のせい」と、本気なのか冗談なのか分からない感じで言っていました。
まぁ、大関・正代一人の責任にするのは酷なのですが、スターが不在なのは事実の様です。
見方によれば「戦国時代」で、誰が優勝してもおかしくない混戦を楽しむ方法も有るかと・・・思いたいが、、。
やはりスターが存在する方が盛り上がりますね。
NHKのビデオ再生数の一番多いのが、幕下の朝乃山の取り組みと言うのが、現状の大相撲を物語っています。
大相撲は紛れもなく「興行」です。
オリンピックの様な完全にフェアな状態で無くても良いんです。
過去には横綱・大関が不足している時に、慣例や基準を破って昇進させたことも何度かあるんです。
何度も言いますが、大関・朝乃山に対する処分は厳しすぎたと思います。
相撲協会が自分たちの保身のために、厳しいコロナ対応をしてしまった結果が、スター候補から活躍する場所を奪ってしまったのが、今の不人気につながっていると感じますね。
今思い出しても、朝乃山が大関になり、これからと言う時にコロナ感染が広がり、まともな稽古ができなくなった。
相撲協会は規則で関取を縛るだけで、日頃は強く言ってる稽古が出来ない状態にしてしまった。
朝乃山の所属する部屋には稽古相手となる力士は存在しなかったのです。本来なら他の部屋に行って稽古をするのですが、それを協会から禁じられてしまった。
いま戦っている幕下の力士との勝負を見ても解る様に、朝乃山と幕下力士では大人と子供。
力の差があり過ぎて、まともな戦いにはなりません。そんな相手としか稽古が出来なければ、朝乃山も稽古を真剣にやる気も起らないも仕方ない。他の方法も禁じられているのだから・・・
元相撲取りで主に構成されている相撲協会は伝統を重んじるのも大事だが、時代に応じて改革すべき点は改革する勇気も必要です。相撲を「守る」ことが、自分たち親方を「守る」ことになっては、いまの時代には通用しないと感じます。