将棋のタイトルで最高峰と言われている竜王戦。
藤井竜王の2勝1敗で、今日から第四局の始まりです。
挑戦者は元竜王の広瀬八段。
将棋界のトップテンA級に所属し続けている強者です。
実は、、、広瀬八段に挑戦者が決まった時に、藤井竜王にとっては組みやすい相手かな?と思っていました。
と言うのも、それまでの対戦成績が5勝1敗だったからです。
アベマ
ところが、そんなに簡単な物じゃないですね。
当然と言えば当然ですが、広瀬八段も「藤井対策」をかなり研究していて、今までの3戦の結果は負け越してはいるのですが、その内容は全て広瀬八段が押しています。
3戦ともライブで感染しましたが、藤井竜王は多忙で疲れがたまっているのか、今まで見られた冴えわたった「キレ」が有りませんね。
確かに5つもタイトルを持っていると、その防衛戦だけでも多いですよね。
その上に念願のA級に昇進した最初の年ですから、順位は下から二番目ですから、その戦いも重要です。
一番上に立つと戦う相手は全て強敵で、好調の人達ばかりになります。
この竜王戦にしても、前日の前夜祭から参加し、対局は2日間に及び集中し続ける事になります。 対局が終わっても地元の人達との懇談も有り、なかなかゆっくりと休む時間を作る事は難しいでしょう。
現在、、、後手の広瀬八段が「角換わり」を選択して駒組が進んでいます。
わりと研究し尽くされた戦法で、同じ形になりやすいです。
30数手までは短時間で指されています。
何処かのタイミングで「広瀬八段の研究」が出てくるか楽しみです。
追記・・・
広瀬八段 「腰掛け銀」の戦法を選択するのは、序盤の駒組である程度想像は出来ました。
赤い印の所に金が上がった所で藤井竜王の手が止まりました。
このまま進めばあと数手で同じ形になります。
すると、、、何か違う手を指した方が不利になり、同じ手を繰り返すことになります。
「千日手」に向かっている感じもします。
そうなれば指す順番が交代し、広瀬八段が先手番となり、千日手に持ち込むのは後手番の一つの方法でもあります。