何歳から上だとニュースの時に年齢を言うのでしようね。
事故を起こした運転手が45才だと
「45才の男が運転する車が・・・・」と言う言い方はしませんね。
この97才の男が起こした死亡事故のニュース
亡くなった女性は何も悪い事をしていないのに、一瞬で人生を奪われてしまった。
相手が誰であろうと関係なく、こんな悔しい事は無いでしょう。
こう言う被害者を出さない為に必要な事は明確なんです。
ある一定の年齢になると、乗る事の出来る車を限定すれば、死亡被害者も無くなるし、車が無ければ生活が成り立たない人も問題有りません。
低速でしか走らない電気自動車などは簡単に作れます。
法律で決めれば量産する事になるし、国の補助もすれば価格もかなり下げる事も出来るはず。
この事故でも高齢の運転者が認知症の検査をいつ受けたかと注目されたりしていますが、免許の更新時に行う認知機能の検査などは役に立ちません。ほとんど意味がないと思います。
高齢者でも「検査をする」と言われれば、その時は集中するして正しい反応が出来ます。
逆に、高齢者は三ヶ月も有れば認知機能は激変したりします。
本当に車の免許更新で、その実効性を考えるなら、警察ではなく医師のもとで最低半年に一度は検査をする必要があるでしょう。
いわゆる高齢者の事故は、異常事態の時の反射的な反応が出来ない点です。
安全運転に記憶力は殆ど関係ない。
さっき通り過ぎた交差点にあった店は何屋さんか忘れたって問題ないでしょ。
ブレーキを踏んだのに車が加速したら、すぐさま足を内側に移動してペタルを踏む。
この条件反射が出来ない高齢者が暴走事故を起こしてしまうのです。
これは何も考える事など必要なく、そんな時間もない。
身体が勝手に動かなければなりません。
子供の時の遊びで・・・男の友達の近くで、急に自分の頭付近に手をあげると・・・
相手の子はよけるしぐさをします。
そこで自分の頭をかいて、相手が殴られると思って取った行動を笑うのです。
しかし、この「反応」が安全運転には必要なのです。
この「反応」が、年齢と経験で遅くなり、状況を見てしまうのです。
それがもっと高齢になると、まったく反応できなくなるのでしょう。
その時が車に乗ってはいけない時なのです。
人により生活形態が違い、年齢だけで免許使用を返納しなさいと言うのは無理があります。
だからと言って、能力の落ちた危険な人をそのままにして良い訳でもない。
この二つを両立させるには、、、何度も言いますが「遅い車」しかありません