消費者金融会社から家電量販店へ転職

昭和57年9月　私は消費者金融会社を退職し当時、関西では中堅の家電量販店М電化へ入社しました。М電化は現在、エディオンに変わりましたが元々は尼崎で創業され兵庫県を中心に大阪では高槻・茨木・八尾・庄内等に店舗展開して私は八尾店に配属されたのです。近鉄八尾駅前に5階建の自社所有店舗で1階の生活家電や電化小物のフロアーで店頭販売をしました。まず入社して驚いたのは残業手当が支給されなかったことでしたね。当然、消費者金融会社より基本給も低い・・そのうえに残業手当も支給されず当時の私の手取りは15万円ほど。もちろん妻も働いて二人の収入で生活してましたが、とにかく苦しい・・1DKのマンションで家賃が33000円住まいは八尾市内で・・丁度、山本高校の近くでした。確か堤町・・住宅地の中なので静かでしたが駅から少し遠いのがマイナスポイント。妻は西武百貨店のラルフローレンで販売スタッフの正社員・・お互いに若く喧嘩も絶えませんでしたが妻のご両親も八尾市内に住んでいたため、それはそれは、良くしてくださいました。夕飯など、しょっちゅう、ご馳走してくれたので【食生活】には不自由なく二人の義兄も親切でした。М電化に就職し、やはり不満は残業手当無しが私の中では、どうしても納得できない・・だけでなく休日も平日の上、少ないこと。世間はGWとか正月にお盆休暇がありますが流通業は人が休んでいる時に働く！みたいなのが当たり前。そんな不満を募らせて働いてる時に・・ある日曜日の昼・・『○○君！』背中から私を呼ぶ声が・・振り返ると、なんと私が高校時代にアルバイトをしていた京阪百貨店の憧れの人だったのです。私が23歳だったので、その人は26～27歳・・久しぶりに会った、その方は変わらず可愛らしい女性でした。『え？Fさん？』そう返すと『もうFさんじゃ無いヨ。結婚してる♪』話を聞くと結婚して2人の子供さんと西武百貨店に買い物に来たらしくご主人は3階のオーディオ売り場に子供たちといるとか・・『久しぶり！！私、国分に住んでるの。○○君は？』国分は大阪府柏原市にあり八尾より更に奈良方向へ車で20分ほどの距離である。『あ、ごめんね。仕事中だもんね♪また来るから・・』そう・・ほんの5分10分の立ち話。まさか・・このような場所で会うとは・・私は久しぶりに胸が躍る気持ちになったのは・・結構、ピュアだったんやなぁ～と思います。