しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
よかったら見てください。

聖日の朝に <世界の過越し>

2025-03-09 | みことば静想
「あなたがたに言います。過越が神の国において成就するまでわたしが過越の食事をすることは、決してありません。」(ルカ福音書22:16新改訳)

明日十字架につけられるというとき、主イエスは最後の晩餐の席上でこのように言われたが、何を意味しているのであろうか。▼最初の過越はイスラエルがエジプトを脱出する夜、守られた。その夜、エジプト中の長子がすべて殺されたのに、イスラエル人たちは子羊の血を家の入り口に塗り、その肉を食べたので助かったのであった。▼ちょうどそのように、キリストが再臨される前、全世界は神の審判を受け、大患難によって偶像は罰せられ、人類の何分の一かは滅ぼされるのである。黙示録にあるように・・・。つまり、これが歴史における世界最終最大の過越にほかならない。▼このとき、イエス・キリストの十字架を信じ、その血潮による救いを頂いている人々は助かるであろう。そしてキリストの再臨のとき復活し、携挙にあずかり、子羊の婚宴につらなることになる。過越が神の国において成就するとはそれをさしているのであり、主は選ばれた人々の数が満ちるときまで、天にあって大祭司の務めを果たしておられるにちがいない。「あなたがたに言います。今から神の国が来るときまで、わたしがぶどうの実からできた物を飲むことは、決してありません。」(ルカ22:18同)