しげる牧師のブログ

聖書のことばから、エッセイを書いています。
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朝の露 <口から出る言葉>

2024-09-27 | エペソ書
「また、わいせつなことや、愚かなおしゃべり、下品な冗談もそうです。これらは、ふさわしくありません。むしろ、口にすべきは感謝のことばです。」(エペソ5:4新改訳)

人間は言葉の動物と言われているが、すばらしい事実であると同時に、創造主の前に大きな責任を持っていることを示す。この点について使徒ヤコブは厳粛な警告を書き記した。「私たちは、舌で、主であり父である方をほめたたえ、同じ舌で、神の似姿に造られた人間を呪います。同じ口から賛美と呪いが出て来るのです。私の兄弟たち、そのようなことが、あってはなりません。」(ヤコブ3:9,10同)▼なんとするどい指摘であろう。今日、世界にはありとあらゆる会話や主張が飛び交(か)っているが、それらのほとんどは攻撃、中傷、嘲り、不道徳きわまりないもので、あたかも汚水のような内容だ。▼映画、小説、ネット上の情報、その他数限りない思想により、どれだけ人々の心が汚され、堕落させられていることであろう。神は世の終わりに、人が口に出した言葉のすべてをさばくと言われた。その日を思い、深く悔い改めるべきである。「まむしの子孫たち、おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えますか。心に満ちていることを口が話すのです。良い人は良い倉から良い物を取り出し、悪い者は悪い倉から悪い物を取り出します。わたしはあなたがたに言います。人は、口にするあらゆる無益なことばについて、さばきの日に申し開きをしなければなりません。あなたは自分のことばによって義とされ、また、自分のことばによって不義に定められるのです。」(マタイ12:34~37同)