~ いるかしあわせ宅配便 ~

ばあちゃんのひとりごと

成長にとって大事な愛!!

2013-10-11 08:32:50 | いるかこもれび助産院
ママが働くことも大事なことです。
しかし、心は子どもから離さないと働けないことでしょう。
働くことが子育てよりも大事でしょうか。
働きが悪いと言っているのではありません。
子育てをしながら働くことは、とてもご苦労があると思います。
働く意味を今一度ご夫婦で考えて欲しいのです。


下記は小林登医学博士の文面を引用しました。
ご覧ください。


新連載 第15回?こどもは未来、未来はこころ、こころは触れ合いの子育て??今回のテーマ?発育のプログラムが乱れるとき
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子どもが育つ、体の成長と心の発達
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こどもは心と体のプログラムばかりでなく、発育のプログラムももっているのです。発育とは、こどもの育つ姿を大きくとらえた言葉で、体の成長と心の発達をまとめたような考えです。
さて、発育のプログラムは、どうやら体の成長に対しては、成長ホルモンの分泌をコントロールしていると考えられます。しかし、成長のためには、その他に甲状腺ホルモン、性ホルモンなどのホルモン、さらには最近発見された軟骨に作用するソマトメディン、神経に作用する神経成長促進因子、皮膚に作用する上皮細胞増殖因子なども必要なのです。こういったたくさんの因子の働きは、脳にある発育センターとよぶべきものによって、全体的に、秩序をもって、微妙に調整されていると考えられるのです。

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心と体の乱れは発育をとめる
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生まれながらにして体に異常があると、こどもの体や心のプログラムが円滑に作動しない場合があります。しかし、健康に生まれたこどもでも、心と体のプログラムが円滑に作動しないことがあるのです。
その代表の一つが、デプリベーション・シンドローム―母性・愛情あるいは情緒剥奪症候群とよばれる病気です。母親がいない、いてもかわいがらないなどこどもの日常の生活に“優しさ”とか“愛”がなくなると、発育が止まったり、行動に異常がおこったりするのです。
こういうこどもの成長曲線をみると、階段状になっています。身長や体重の増加が止まっているときが、かわいがらない母親や親元のところにいるときで、逆にどんどん増加しているときは病院などの施設に入っているときと普通のこどもとはまったく逆になるのです。しかし、問題は体のことだけではなく、心のプログラムが乱れて、徘徊したり、壁に頭を打ちつけたり、いろいろと行動にも異常がおこるのです。そして、知能指数(IQ)も、親元から離れて病院に入院して喜びいっぱいの生活をしているときには、どんどん高くなることさえあるのです。
すなわち、生きる喜びいっぱいの生活をしていないと、こどもの心と体のプログラムが円滑に作動しなくなり、発育のプログラムはよく機能しません。発育のプログラムは、心と体のプログラムでチューニングされているのです。


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優しさと愛も栄養になる
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チリの小児科医モンケベルグ先生は、重い栄養失調のこどもたちを治療するのに、栄養剤や薬のほかに“優しさ”も処方しました。ボランティアを使って、スキンシップ豊かに優しい看護をしたのです。そうしますと単に体重増加がよくなったばかりでなく、肺炎や下痢、あるいは皮膚の化膿というような感染症の起こる頻度が、従来に比べて十分の一に激減し、死亡率も三パーセントからゼロになったのです。“愛”や“優しさ”が、心のプログラムを動かして、成長ホルモンの分泌の働きばかりでなく、感染防御のプログラムも支配していることがわかるのです。“優しさ”とか“愛”は、こどもの心のプログラムにとって、ひいては発育のプログラムにとっても、それを働かせる大切な栄養であり、エネルギーなのです。??
◎『こどもは未来である』(1993年8月20日発行、小林登著、岩波書店同時代ライブラリー)より。一部略。見出し一部加筆。 



愛とは「他者の幸せのために、すべてを与えること」、と師はいつも微笑みおっしゃいます。
心に刻む一瞬です。


子育て支援はヨーガで!!

2013-10-10 09:03:43 | いるかこもれび助産院
おはようございます。

台風の影響もあり、四組の親子さんが集まってくれました。

先ずは、ベビーヒーリングタッチを篠山スタッフが行ないます。


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そしてママたちはヨーガを始めます。
アーサナを始める前にお話をして,集中が大事なことを理解し、最初から最後まで丁寧に行なう意識を持ってもらいます。

ヨーガのアーサナは
常に動こうとする身体を静止させ、それに伴う呼吸を静めます。
その結果、常に何かを掴み,右往左往してやまない心を静めます。


さらにアーサナと共に真理を学び瞑想していくことによって心の中にある。
不安を生みだす過去の記憶や日常茶飯事において常に行なう癖を作っている根本原因を取り除いていきます。


心が動揺することをやめます。


どのような不安や苦しみもすべて原因があります。
生みだしている傾向はよく観察すると同じ考え方や癖によって,常に生じていることに気がつきます。


子どもが「ぐずり、イライラさせる」どんな時かな。


お母さんが用事をし始めると・・・そうですよね。
ママの心は用事に気持ちが移り、子どもから離れています。


そんな時は、15分くらい子どもの心に同化するように遊んであげてみてください。
2ヵ月くらいなら,抱っこして子守歌でも歌ってあげたら如何でしょう。
子どもに心を明け渡してみることで解決するように思います。


ママたちは忙しいのにと言いますが・・・本当に「今」しなければいけないことですか???
それは・・・ママの思い込みでは・・・ママの傾向ではありませんか。


アーサナは窮屈な姿勢をつること、その姿勢を保ち呼吸を丁寧にすることで
自然に呼吸を通して心が落ち着いていきます。


頭で知識で理解しても、なかなか子どもと上手く関われないことを知っていますね。


ヨーガは,生理的,精神的に、心身を制御する科学的な方法なのです。


癖を克服するのはなかなかです・・・毎日の生活の中で実践することが大事です。
自分と向き合うしかないのです。
その為に、児はあなたのところへ来てくれました。
子が成長すると同時にママも人として成長していきます。


参加されたママが「この児がいるから、こんなに考え迷い不安になったりするんですね」
「この児のお陰で、自分の内面にあるものを見ることができているのですね」
「これは、良いことですか」
「良いことです・・・見つめることで,苦しみ迷うこと、そしてより良くなろうと考え実践することで、ママ自身も浄化されていきます」


「それって・・・良いことなのです」
いつか、子どもたちはママの手から離れていきます。
その時、ママはより浄化された心で自らを生きることができます。
児に感謝ですね。


子育てはお互いが育ち合うことです


子どもたちはママの真似をします。
ママ自身が良い習慣を身につけることです・・・これが児の躾ですね。


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可愛いでしょう・・・この児はまだよちよち歩きを始めたばかりですがアーサナを真似しようとしています。


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子どもがいるから,出来ないのではなく・・・自らの意識です。
児はあなたをいつも見ています。


アーサナを真剣にされています。



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食を考える!!

2013-10-05 08:21:38 | いるかこもれび助産院
秋~です。
無花果はもう終わりですが,店頭に並ぶ果物たちはほっこりさせてくれます。


そして新米・・・。
我が家は新米を炊いています・・・この間の運動会で疲れた孫と両親が食事に来ました。


「新米やで」と言うと,
孫は「何?ご飯より,おかずがいい。ご飯はいらん」と。
娘が「まあ・・・そう言わんと食べてみな」と。
「うまい・・・ご飯だけでいいわ」子どもは正直です。


秋は多くの野菜、穀類、木の実、きのこを届けてくれます。
みんな、実を結ぶために厳しい暑さを耐え,秋に豊富な実りとして私たちに喜びと命を届けてくれます。
そして多くの人の手で食物は守られ、育てられてきました。


その人たちの労のお陰で、
瑞々しい野菜や米、栗、きのこたちの美味しさに、体も心もいっぱいの喜びをいただけるのです。


何で食べるのかと???ふと思いました。
妊婦さんは、お産に向けて正しい食事をしましょうか。
それは、赤ちゃんの心身を育みます。
そして産後のママの体を守ります・・・もしも、ママが妊娠中に滋養を考えず食事をしていたとしても、赤ちゃんはママの体内から滋養はしっかり摂り成長します。だから、産後のママ自身が栄養失調になる可能性があります。
(髪の毛がかさかさになる,抜ける。肌がかさかさになる。疲れやすい。イライラする。やる気が起こらない)


どのような食事をしていますか?
いっぱい食べてしまいますね。
単に、こだわらず、お腹をいっぱいになするために食べていませんか。


と言いながら・・・ネットや本の情報を鵜呑みにして,頭で食べていませんか。
パイナップル、○○ダイエットになる食材、肌が美しくなる果物、妊娠したら二人分食べる?等々・・・本当にホントかな?


正しい食事とは
自然の道理にかなう旬の食材を摂る。
そして腹八分目です。

春には、ほろ苦い食感は体内の浄化と目覚めを促します。

夏には、体を冷やす働きのある夏野菜。葉菜もたくさん摂りましょう。
    体のほてりも軽減します。

秋には、夏の疲れを癒やすきのこ類がたくさん摂れます。
    冬に備えて,体に滋養を蓄え,温める食材である穀類、芋類も摂れます。(新米等々)

冬は、 体を温める働きがある根菜類。

海藻類も日々摂るようにしましょう!!

冬には滋養を貯め込みますが、日本は海に囲まれた島になっています。
故に、湿気もかなり多く、むくみやすい環境でもあります。


水分の摂取は気をつけて。
授乳中のママ、おっぱいがつまりやすい方は、冬はどうしても野菜がたくさん摂れて簡単だからと鍋料理が多いと思います・・・水分摂取がかなり多いと思われますので注意が必要です。


冬から春にかけて,代謝が低下することも原因で、むくみ、代謝不全によるアレルギー鼻炎などを引き起こしやすくなります。


旬の食材は,自然のエネルギーをいっぱいいただいたものが多く、それぞれに薬効があります。
それらは、体の内側から調子を整えてくれるのです。


食事は、家庭生活で心身を調え、快適にするものであり、薬として摂るべきですね。







いるか広場にて

2013-10-02 06:46:53 | いるかこもれび助産院
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あるママが、第一子は何も考えずに産んだけれど、
第二子は、お産に対する思いがしっかりあったので、その思いの中で準備ができて迷うことはなかった。
このママは、第一子は帝王切開であったが第二子は思いを大切に過ごし,経膣分娩、しかも安産だった。


第一子の時は、その時、その時の人からの言葉に反応し、言葉を受け取り不安を増幅していたと、話してくれました。


しかし、第二子の時は、しっかり自分で考えて、決めたことは,ぶれない心となり、覚悟もできていった。
他者からの言葉や結果さえもは気にならない、かえってどんどん自分の思いを納得していきました。
日々の中で「本当の言葉」にも巡り会えるようになるのです。
多分、心の乱れがなく純粋に近くなり、心身が軽やかになられたのでしょうね。


情報を得るにしても、そこに存在する「生きた言葉」「本質」に気づくことが大事なのですね。
いいお話しを聴きました。
諦めない・・・よく考え・・・努力する・・・純粋な心に変化していく。
その時、ぶれない心になっていく・・・結果に執着しなくなる・・・安心を得る・・・心が穏やかになる・・・心身の快適さを得る。


大切なのは、余分な思いから心を放しいくと「熱意」がより強くなるようです。
心のあり方を精製していく作業は「瞑想」ですね。


それぞれが,いろいろな家庭での話しを始めました。
子どもは突然・・・抜群なタイミング・・・なんで今なの・・・。
イライラ何故さすのと・・・怒りをぶつけても・・・幾度も幾度も・・・いつになったら分かるの???
毎日同じことが起こる、児との掛け合いが母のいら立ちになります。
皆さんが,口々に「そうそう・・・ほんま抜群のタイミングやね。イラだ立たせるよね」と、
ママたちは興奮状態です。
こんなことで、話が盛り上がるのだと笑いも起こる。


些細な日常生活こそが修羅場なんですよ。
その時、心に言い聞かせる訓練をしていく・・・「う~ん」「難しい」
「愛」って何やろ?
「言葉」って何やろ?
それぞれが内面を気がつき始めていると感じました。


最初から「完璧はない」「自分の思いに執らわれて児を叱っている」「何回いったら分かるの?」
「いいかげんにし~や」意味のない言葉を繰り返していることに気づくね・・・と笑いが入る。


やっぱり・・・私が心の訓練をするしかないね。


人は話すことで、「本質」に気づいていくんだね。


参加者から、この場に来るとしばらくは、心が穏やかになるから「いるか広場」がいっぱいあるといいね。と言われた。


今回の広場は,笑い声で終了していった。