~ いるかしあわせ宅配便 ~

ばあちゃんのひとりごと

毎月の研修会

2015-08-25 01:14:28 | いるかこもれび助産院
毎月第4日曜日は「インストラクター向けの研修会」を行なっています。

NPO法人 子育て支援センターで活動をしている方。
保育園で 子育て支援センターで活動されている方2人。
助産師さん2人。
東京でママヨーガやベビーマッサージを開催している方。
そしているかこもれび助産院の会員さん1名。
7名の方々と11時から15時30分まで
ベビーヒーリングタッチの実践&「遺伝的要素と環境要素」について学び合いました。
5カ月、6カ月の撫で方について

この時期は、背筋・腹筋の調和が可能でなく生活運動は自ら動けない状態です。
5ヵ月、6ヵ月 
脊柱起立筋(脊柱をはさんで縦に伸びる筋肉)の視診が生後4~5ヵ月で可能。
両手に荷重させて肘を伸ばす。
これにより、様々な移動方法が始まる。
ピボット・プローン肢位 腹部を支点にして目的の方向へ動く。
スイミング運動 脊柱を伸展させた状態で上下肢を交互に動かす。
腹臥位での移動動作が始まる。四つばい ずりばいが始まります。

注意:1カ月頃より指導者の指示により「うつ伏せ」の訓練が必要です。
この訓練が不足している場合は、4カ月から6カ月の上記のような発達が見込めない場合があります。
発達の気になる方は指導者に指導を受けてください。
早ければ、早いほど、全身の筋肉や関節の調和を子が自らが発達していきます…心配亞はありません。
是非ご相談してください。


故に、この時期はさらに手足の連携を見込める撫で方が大事です。
そしてビクスが発達に大きな影響を与えることになります。
6カ月までは毎日撫でてもらえるように指導していきます。
首が据わったら、さらに次の撫で方を伝え、意欲が高まるように指導します。


遺伝的要素と環境要素

この時期の乳幼児の発達は、一日一日が脳の覚醒が著しく、進歩は日々変化します。
昔より寝る子は育つとか、ほっておいても自然に育つように勘違いされてきました。
しかし、このように情報過多の社会において、母の不安からくる過剰な感覚は発達を妨げます。
常に環境の持つ力を重視する必要があります。
子どもは、自分自身の内に、たくましく成長し発達する能力(育つ力)を備えているのです。
まずは、自分自身を認識する事から始まり、母と母以外の人を見分けるようになります。
母のお腹での、安心で守られた状態から自立への一歩を自分で歩み始めるのです。
大きくなるにしたがい、その子なりの性格が育っていきます。
環境設定は両親の役目になります…躾や良い習慣を身につけることになります。

乳幼児期の母子の関わり方は、その子の持っている育つ力を育むようにサポートしていかなければなりません。

遺伝的要素と環境的要素によって子は大きな影響を受けることになります。




知識のヨーガ

2015-08-22 06:21:16 | いるかこもれび助産院
ヨーガは一般的にはアーサナ(体位)が主流です。
ギャーナヨーガ(知識のヨーガ)
カルマヨーガ(行為のヨーガ)
バクティヨーガ(信愛のヨーガ)
皆さんがご存知のヨーガ、ラージャヨーガ
(体位を実践することで呼吸を調え集中していき、心を制御し悟りいたるヨーガ)

今日はギャーナヨーガ(知識のヨーガ)について

ヨーガスートラ第1章33節
幸福な人には友情(慈)を、
苦しむ人には同情(悲)を、
善き人には喜び(喜)を、
悪しき人には無頓着(捨)を思い示すことで、心は穏やかになる。

悟りに至ることを希望する人も、ヨーガなど興味もないという人も
この「慈・非・喜・捨」は覚えておこう。
日常生活の中で心を安らかに保つのに非常に役に立つのです。
私たちは情報によって確かに救われることもあります。
しかし、実際のところ、日常生活の中で実践方法が分からない、実践できないことに気がつき諦めてしまいます。
やはり、実践して体得していく方法が必要です。

昨日の「乳癌の治療方法と付き合い方」に書きました。
不安がなかったわけではありません。
以前、舅、姑、妹、弟そして夫に子どもたち、この大家族を維持していくことが苦痛なとき出遭った「インテグラル・ヨーガ」の本。
今回も毎日、毎日読み続けました。
今から思えば、その時は読むだけであまり理解ができていなかったと思います。
しかし、今日の不安を取り除き、安心していく糧だったのです。
(今から思えば、良いものであっていたのだと思います)


あの時は確かに気がついていなかったかもしれませんが
ヨーガの教えで「純粋な意識=本当の私」が存在するとあります。
この純粋な意識が心配する心を覆い安らいだ心に変容してくれたのだと今は確信します。
明らかに日々の心の訓練が必要なことが理解できますよね。


では、「慈・悲・喜・捨」について
この四つの鍵を持ち、どんなことに出くわそうとこの四つの鍵で開き活用することです。
常に持ち歩くことが自らの心を穏やかにします。

幸福な人には友情(慈)
幸福な人にあったり、見たら、友情の鍵を手にするといい。
例えば:お友達に子どもができた「良かったね.おめでとう」と言っているが「何で私は子どもができないのか?」妬んだりする。
他者はあなたの思いに気がついていない、むしろ「喜んでくれている」と思っている。
あなたの心が一人芝居をして、心を乱し、自らを貶めている(おとしてめる)だけである。
なんと愚かなことだろう.と気がつく。
この時この鍵を出し開くことで妬みを解消することができるのです。

苦しむ人には同情(悲)
妊娠中から自分の心身を省みず、仕事を優先したためにトラブルが生じてしまった。
確かに妊婦の体について、理解していなかったのが原因である。
しかし、様見ろと言ってはいけない。
苦しみは同じように感じて、やさしく情けをかけることである。

善き人には喜び(喜)
徳のある人はこの世によく見かけます。
「智慧に財に恵まれている、そして多くの友も持ちとても素晴らしい人格の持ち主である」
羨ましい、苛立つ心を持ってはいけない。
その素晴らしい性格をお手本にしよう。その人の徳を自らの幸せとして育むようにしよう。

悪しき人には無頓着(捨)
不徳な人に対しては、関わらず無頓着、不関心を装い、
しかし、その不徳の人の中にも「純粋な意識=本当の私」が存在していることを心に留めておくことです。



私自身が通常感じることは、
ほとんどの事柄は四つ目の鍵(悪しき人には無頓着(捨))を開くことで、
様々な事柄を受け取らない。受け取り乱さなくなります。
心を平静に保ち、穏やかな心で過ごすことができようになります。

滋賀ヨーガより嬉しい便り

2015-08-20 09:06:48 | いるかこもれび助産院
滋賀ヨーガの会に参加してくださっているKさんからお便りが来ました。

家事育児の合間のひと息つく時間はホッとできます♡
朝少しと昨日の夜は30分ほどアーサナしただけですが、
しっかり心に言い聞かせて祈り願うだけで全然違いますね。
あんだけ先日までイライラしていたのが嘘のようです‼︎


1時間30分のアーサナそして2時間ほどの知識のヨーガを毎月1回お邪魔して学び合いをしています。



生きていくのに、何かしら迷ったり、それによって自己嫌悪におちいり、ダメだと落ち込んだりします。
真剣に生きようとしている証拠です。

ちょっと、心の向きを変えるだけで「なんだ!迷わなくていいんだ」と思えるようになります。
そして繰り替えし実践することが身体も元気にします。

私は、どんな職業でも、そして男性、女性でも若者、熟年の方々、加齢は平等に訪れます。
その時々の悩みや怒りが現れます。
それを即座に切り捨てられるの方法がヨーガなんです。
私は実感しています。

生まれてきた目的があるはずです。
そして縁があり、結婚しました。
子どもも生まれて、二人目が三人目が生まれた。
家族が増えるほど幸せも増えるはずでした。

一人目は不安だらけ。二人目は上の子にイライラ、三人目は可愛くて仕方がない。
あれ???
生み育てることに変わりがないはず。何故?

「ママの心の余裕かなって 慣れてきたからかなって」 ママは答えます。
慣れると不安やイライラなくなりますか?
見過ごしていることはないですか?
慣れは心が油断します。

2歳くらいからどうしてこの子は落ち着かない?
騒がしい子になっている?

ママの日々の対応は一人目もふたり人目もそして三人目も変わりません。
その児にあった対応が望まれます。
ママの心の制御はいつも同じようにしましょう。
そして軽やかで快活にいきましょう!!

滋賀ヨーガ熱き想い!

2015-08-18 22:25:12 | いるかこもれび助産院
滋賀ヨーガの会は助産師たちに三人に加えママが二人の参加者です。
毎月一回、滋賀県長浜市で行なっています。

木のお家で窓を開ければ、気持ちのいい風!!
集中も高まりひとつのアーサナを行なうごとに心身が緩み心地よくなられる姿は、その空間の雰囲気を変化させます。



午前中は11時から12時30分までアーサナを行ないます。
皆さん集中され、心もすっきりします。
子どもたちは見守り託児の方がご一緒してくださるので安心してヨーガに集中できます。
環境(場所)も大事ですね。


鋤の形


肩立ちの形



午後はギャーナ・ヨーガ(知識のヨーガ)を学び合います。
皆さんはこの時間が大好きで楽しいようです。
アーサナも十分行ない、心が軽くなり、真理が心に響き、腑に落ちやすくなっています。

今月は「読んで学ぶヨーガ」より読み合わせをしながら下記の文章は引用させていただきました。
瞑想とは何でしょう? ただ目をつぶって座っているのと何が違うのでしょうか?
瞑想とは、心を一つの思いに集中させて、他の雑念が消えている状態をいいます。
一点集中が自然に持続している状態、それが瞑想です。


瞑想の効果は
心が落ち着く、穏やかになる、集中力が高まる、冷静に話したり行動できるようになる。
自分や他人のことが客観的に見られる、信念や自信が生まれる、ブレない自分の軸ができる。
相手の本質を見て愛をもって接することができる等々、瞑想の進歩の具合や人によって、いろいろな変化を感じると思います。
そして生活が快活に過ごせるようになります。

瞑想に入り方
まず最初は、集中から入ります。アーサナ後は集中しやすくなります。
何に瞑想するか決める。
その対象に心を集中していきます。
慣れないうちは、具体的なものを対象にするとやりやすいでしょう。
例えば、胸の中心や眉間といった体の部位に意識を集めたり、
美しい花や聖なるイメージを目の前に置いて、それを見つめながら意識を集中します。
(目を開けていてもかまいません)

瞑想の一点集中状態がさらに深まると、瞑想をしていることさえも忘れて、対象と一体になります。
花に瞑想すれば、花と一つになります。
聖なるイメージに瞑想すれば、そのイメージが表すものと一つになります。
そうして、花になって花を知り、人に瞑想するなら、その人自身と一つになって、その人を内側から理解します。

これは普通の理解の仕方とはまったく違うものです。
知的な理解や情報を集めて、外側から「こうかもしれない」と想像するのとは、把握の感触が違います。
いわば本質から把握する直観知です。

これは素晴らしいと思いませんか。
皆さんは感動の連続でした…そうですよね。と理解される姿が。そして歓喜を感じて私まで至福でいっぱいになりました。

方法としては、まずその対象を胸のなかに置くイメージをして、その一点に集中します。
そして、それをこれ以上ない理想的なものまで昇華させていきます。
自分だったら永遠に変わらない真実の自分、人だったらこれ以上ない理想の存在、物事だったら混じり気のない純粋な本質に向かうようにします。

他の雑念を消すくらいの力がなければいけませんから、これは本当に自分にとって最も理想的なものである必要があります。
もし、そうしたものが思いつかない、何だか結局は欲望的になってしまいそうという人は、
「慈・悲・喜・捨」について瞑想してみてください。
人間関係で動揺が多い場合は特に効果的だと思います。


識別瞑想していく上で
「慈・悲・喜・捨」は学び実践することがより軽やかにしていきます。
次回に説明します。