~ いるかしあわせ宅配便 ~

ばあちゃんのひとりごと

苦痛を受け入れること

2010-06-25 06:36:00 | Saranyaのひとり言
ここのところ、父の介護に携わり考えることが多くなる。

”苦痛を受け入れること”
陣痛時のあの苦痛、いつお産になるか分からない不安からの苦痛。
生まれると一瞬、嬉しくて、達成感が込みあげてくる、
しかし、一晩が過ぎ、二晩、児は意味なく泣き続けるようになる。
何故、泣くの”おっぱいが欲しいから”おっぱいまだ出ない・・・
「ミルクすればいいよ」実母の声が聞こえる。
児が可愛そうと言われて、「そうだ、お腹がすいているのに本当に悪いママだね」と
いい訳する。そして、ミルクを与える。
児は本当にお腹すいているのですよね・・・でも、可愛そうなのかしら???
ここで、お母さんも児も耐えることを覚えないとね。

赤ちゃんは「三日分の水筒とお弁当とお箸を持ってくる」と言われます。
人が怪我をしたとき、軽い怪我はほっておいても三日もすれば治ります。
このように、私達のからだには自然に補う力が備わっています。
じっと、耐えることで力は強く大きくなるのです。
しかし、心の不安を増幅させて惑い、苦しむと逃げたくなり「いい訳を心が言います」
それに納得して・・・ミルクを飲ませることになるのです。
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それでは、心に言いきかせないといけませんね、と言う声が聞こえてきます。
いいえ、言いきかせていると・・・強く大きな力は育ちません。
ただ、{淡々と}耐え忍ぶことです。

父の死を直面して・・・諸々のことが蘇ります。
それは、真剣に向かうからだと思えるようになってきました。

お母さん達・・・苦しい現場から逃げないで・・・誤魔化さないで。
この時を淡々と児と大事な時を過ごしてみては・・・五日ほどすればおっぱいは出てきます。

その間、児を抱きしめて児も母も温もりを分かち合い・・・互いに安心してください。

その後に受け取るものは
「心の強さ・慈愛という何者にも負けない強さ優しさ」
「そして、愛おしい我が子の存在を確信します」

忍耐は強さと慈愛を獲得することでしょう。


おばあちゃん達こそ、多くの時を生きてこられたわけですから・・・
安易な言葉かけはやめて、死に支度も含め・・・強さ優しさを我が子に伝授しては如何でしょうか。
それが、最愛の孫へのプレゼントになります。

死を受け入れられる我が心が強くなります・・・それは、信仰心が強くなりすべてが愛に変わるから。







命がつきるとき

2010-06-24 23:22:32 | Saranyaのひとり言






今日も実家です。

父は、ろうそくの火が消えていくかのように見えます。

毎日往診で点滴をしていただけるので、少々日曜日よりは元気な気がしますが
体の中の火は徐々に生気が無くなっているように感じます。
親の死とどのように向き合うか、
考えました。
自らも死に瞑想してみること・・・

今は
安心してもらえるように傍にいること。
微笑み安心をする眼差しは、こちらもほっとします。
死ぬ瞬間も生まれる瞬間も見まもり援助することは、
同じだとなかむら先生が言われたことを思い出しました。

対象者に寄り添い、ただ傍にいる、
対象者が安心し自らを受け入れるように見まもることです。


ですから、死ぬ時も誕生する時も、痛みや不安からの苦しみを受け入れるのは同じです。


そう。
自らの苦しみを避けるためには、他者を苦しめてはならない。
他者の喜びにの奉仕することは、自らの幸せを招くことになる。
そして、その行為が「愛」そのものである。
師から教わったことも思い出しながら、
父の傍にじっとたたずむ・・・日に日に衰える姿は痛々しいがそれも仕方がないこと。


死は悲しいが、痛みや苦しみを抱えたまま生きるのも辛いものである。
しかし、耐えたとき、それぞれの本質が見えてきます。



父を前にして
やはり、真剣に生きなければ、ほんとうの自由を獲得することはできないのだと感じさせてもらった。

「この世の役目は何かと  問いかける」

皆さん・・・ものに、名誉に、心に執着しない生き方してみませんか。







父を見舞う

2010-06-22 01:15:47 | Saranyaのひとり言
母からの電話を受け、急ぎ実家に車を走らせる・・・その時、先が見えないほどの激しい雨!

母は「忙しいので、電話もいらない、私がお父ちゃんを介護するから、大丈夫」と
いつも、気丈に! 働く私を励ましてくれる母でした。

そんな母が「お父ちゃんが何も食べない、下痢ばかりしている、見に帰って欲しい」と言う。
90歳の父、介護するのは86歳の母。

何が仕事かと・・・涙が出てくる(私の身勝手さに)
このような高齢な母にすべてを任せている私は、何が支援なのかと。

父を見舞うと返答もかすかに聞こえる小さな声で「帰ってきてくれたのか・・・・」
笑みを浮かべる。
まるで赤子が母にすがるような眼差しだった。

ベットの傍で、父のお腹を撫でながら、痛々しい細くなった父の体を感じ
神に祈った・・・{どうか痛みを取り除き、安らかさを与えて欲しい}と。
身勝手な願いかもしれないが、ただ・・・痛々しく哀れを感じてしまったのです。

撫でながら・・5年前に無くなった愛犬(チロ)の死を思い出しました。
老衰でしたが、腎不全を起こし、何も食べない・・下痢・・・吐くの繰り返し。
医者は、注射をしても一時的に効くだけですと言われた。
しかし、少しでも楽になればとお願いをした。
注射の後は、トボトボ、転けそうな歩き方で散歩に出たのを思い出し。
その時を最後に動かなくなり・・・じっとしたまま2週間、がりがりになり。
それでも、何もしない・・・泣く元気もないようだった。
仕事から帰るとチロを見舞った、そして、温熱療法(テルミー)をかけてやると
尿が少し出た・・・じっとして・・・何も言わず。
垂れ流しになってきたので、孫のオムツをおしりに当ててやり様子を見た。
ある日、何となくもう死ぬかもと感じたので、工場の土間に毛布を敷き、
傍にいることにした・・・明け方3時、チロはずり這いしながら私の傍に近づいてきた。
私も、近づいて行き頭を撫でると、その瞬間、息を引き取った。
それは、凄まじい命の燃え尽きる様でした。
その時、チロの死にざまは、私の心に死とはこのようなものと形づけられた。
「痛みも苦しみもすべてを受け入れることができたとき、それらの苦痛感はなくなるようである」
死とは壮絶だが、静寂さを感じられる気がした。
その後、チロの死は、乳癌を患った私を勇気づけてくれた。死を迎える準備ができたような気がした!
チロは神だった。

父とチロが重なった気がした一瞬でした。

土間で死のうとベットで死のうと病室で死のうと、その時、何に向かうかが穏やかな死になるのでしょうか。

私の師は
「神はどこでもあなたの中にあなたと共にいます。その痛みを神だと思いなさい。
その痛みそのものの場所に女神がいると思って、痛みではなく女神をその場所で瞑想してください・・・」


父の容態を見舞って・・・この両親への感謝が溢れ・・・たたずむ我に清寂が訪れたのを感じました。

神(慈愛)を感じる一日でした。







マタニティ・ヨーガ  アーサナ

2010-06-19 08:01:49 | いるかこもれび助産院
妊婦さん達へ

梅雨時期は水分を摂りすぎないように気をつけてください。
水分代謝が弱くなり、浮腫みやすくなります。
かえって、体もだるく、気持ちもめいります。
そんな時こそ、アーサナの効果は抜群です。
今日のアーサナは経産婦さんにも尿失禁、痔の予防にも最適です。
動画です。実践してみましょう。

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YouTube: マタニティヨーガ(安産のためのヨーガ)



体重増加を予防します。骨盤底筋を調えます。

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YouTube: マタニティヨーガ



心も軽やかになりますよ!!!
体験したい方は「いるかくらぶ」にご連絡ください。
DVDもございます。お問い合わせは下記へ
info@iruka-club.com

腰ねじり

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YouTube: マタニティ・ヨーガ



チャクラ・アーサナ

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YouTube: マタニティー・ヨーガ



マッチャ・アーサナ

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YouTube: マタニティ・ヨーガ


マントラ・ヨーガ

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YouTube: マタニティ・ヨーガ










瞑想しようよ!

2010-06-17 07:17:56 | いるかこもれび助産院
子育て中の皆さんへ

ぐじゅぐじゅ言っても、時は過ぎていきます。
貴重な時間を素晴らしい時にしてみませんか。

体を使って心をコントロールしていくことは意外と効果あります。

マールジャーラ・アーサナを2回繰り返し瞑想してみましょうか。
呼吸に合わせてゆっくり反ります(マタニティーヨーガのアーサナです)
完成ポーズで呼吸に集中して、10呼吸から20呼吸静止します(静止することがとても大切です)
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産後のお母さんはかかとを揃えて、行ってください。

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丸くなります。
完成ポーズで呼吸に集中して、10呼吸から20呼吸静止します(静止することがとても大切です)




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両手を肩幅に前に伸ばしていきます。まずはおでこをつけ、様子を見ます。




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胸、顎とつけるように伸ばしていきます(腕が開いたり、肘が曲がらないように気をつけます)
完成ポーズで呼吸に集中して、10呼吸から20呼吸静止します(静止することがとても大切です)



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終了後は瞑想します。
「真の自己」に集中していきます。
瞑想は真実とそうでないもの識別して、心にある間違った執着を取り除く力を持っています。
毎日、少しの時間で実践してみましょう。


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分かりにくい方は「いるかくらぶ」にお問い合わせください。