南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

泣くな長崎

2006-08-09 19:10:28 | Weblog
長崎は今日61回目の原爆の日を迎えた。 
11時2分には黙祷をし、犠牲者の冥福を祈った。 
長崎からや広島からもこのように平和の願いを発信しているのに世界中の戦争は止むことはない。 
原爆に対して今まで「怒りの広島」「祈りの長崎」という表現が度々なされてきたが、今日の長崎からの平和宣言はまさに「怒りの長崎」であった。 
一日も早く全世界からの核廃絶と恒久平和を望む気持ちは誰も同じとは思うが、我々に何が出来るかと考えた時、まずは出来ることから始めるのが大事だ。 

黙祷の後、毎年恒例で僕が作った平和の歌3部作「土用干し」「泣くな長崎」「平和の詩」を新しいギターを弾きながら心を込めて歌った。 
せめてもの僕の慰霊の気持ちだが、もう20年以上続けている。 
語り継ぐこと、歌い続けることが大事である。 

イパネマの息子

2006-08-09 02:15:29 | Weblog
晴れた夏の日、海辺の木陰で冷たいビールを飲みながらボサノバを聴く。  
もしそこがイパネマ海岸だったら最高だろうね。 
僕の夢はイパネマ海岸に行ってテラスに腰かけてカンパリソーダを飲みながら『イパネマの娘』を聴くことだ。 
ニューヨークのティファニーの前に行って朝飯を食べる、いわゆる『ティファニーで朝食を』は昨年実現させたから次はブラジルまで飛ぶしかない。 

ボサノバの生みの親、アントニオ・カルロス・ジョビンは僕が尊敬する音楽家のひとりだ。 
デサフィナード、ワンノートサンバ、メディテーション、WAVE(波)、など彼が世に贈り出したボサノバの名曲の数々は正に世界遺産である。 
もし彼がいなかったらこんな素晴らしい音楽はこの世に生まれなかったと思うと彼の功績の大きさははかり知れない。 
ジョビンの重要なパートナーであるジョアン・ジルベルトは今年来日する予定があるが、おそらく最後の来日になるかとも言われている。 
彼の囁くような歌声と独特なギターはジョビンの曲には欠かせない。 
ジョビンもまだ健在ならもっともっと多くの曲を残してくれたはずだ。
今年で没12年になるが彼が残したボサノバの名曲と心は世界中の多くの人たちに受け継がれ愛され続けるにちがいない。 
ブラジルにはアントニオカルロスジョビン空港まであるらしい。 
イパネマ海岸に行く時にはその空港経由で行ってみるべきだろうか。