南野島男のGood Times

日常感じたことを面白おかしくエッセイ風に書きつづります。
これぞ笑いと勇気の玉手箱!

村上春樹、残念!

2006-10-13 00:59:39 | Weblog
今年のノーベル文学賞候補の村上春樹が今回は落選した。 
もし受賞すれば快挙だったにちがいないが、頂点的な文学賞は先の目標として後に取っていた方がいい。 
村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』に出会ったのは大学生の頃だった。 
何気なく本屋で目に留まったこの本のライナーノーツに惹かれ思わず買ってしまったのを覚えている。 
村上春樹の本を読むたびに僕もジェイズバーに行ってビールを浴びるほど飲んでみたい気分にかられたものだった。 
村上春樹には「ノルウェーの森」をはじめ多くの素晴らしい小説があるが、僕が村上春樹を好きな最大の理由は『村上朝日堂の逆襲』や『ランゲルハンス島の午後』をはじめとするエッセイの魅力にある。
彼のエッセイにおける言い回しは相当な影響を僕に与えてくれたのは事実である 
そして彼のエッセイに欠かせないのが安西水丸のイラストである。 
「ポートレイト・イン・ジャズ」で組んだ和田誠もまた違う意味で最強の組み合わせだとは思うけど、やっぱり肩の力の抜けた村上春樹は安西水丸でしか表せない。
近い将来、頭をポリポリかきながら「ノーベル賞ついにもらっちゃったよ」なんてつぶやいて表彰を受ける村上春樹のイラストが安西水丸の手によって描かれるのを密かに楽しみにしている。 
そういえば来週17日火曜日の安西水丸さんのトークショーの招待券が今日の夕方届いた。 
そこらへんの話も聞けたらいいな。