明日を夢見て~神様と筋ジストロフィーと共に生きる~

クリスチャン。デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者で電動車椅子と人工呼吸器を使っている。

希望が人間をつくる

2010年07月29日 22時21分54秒 | 日常
さっき放送していたアンビリーバボーに感動したから、忘れないうちに日記が書きたくなった。

番組の最後に高橋義男という小児科の脳神経外科医の話があった。

高橋先生の印象に残ったことは、いつも子供の診察が終わると、四つ葉のクローバーがプリントされた小さな袋を子供に渡して、子供は診察室にある大きな袋から好きなお菓子をその小さな袋に詰めていくらしい。

こんなプレゼントをするなんて、ささやかな気遣いが出来る方なんだなぁと思った!

そして先生はいつも子供やその家族に希望を抱かせる言葉をかけている。

そのおかげなのか、出来ないと言われていたことが出来るようになった子供も数多くいるらしい。

先生は「医者が患者のマイナス点ばかり告知して将来を決めてはいけない。将来は患者自身が作っていくのです。」と語っておられた。

僕もよく医者から病気のマイナス点ばかり言われるけど、この病気だからこそプラスに変わることもあると感じた。

今まで多くの医療従事者に出会ってきた。
やはり名先生と呼ばれる人は患者に希望を抱かせることの出来る人だと思う。

反対に患者に絶望感を与える人は名先生ではない。

どんな職業にも当てはまることだけどね。

だから希望を持ち続ける人は満ち満ちた充実した人生を駆け抜けていくことが出来るんだ!

先生の自伝を描いた「義男の空」という漫画が発売されているから、明日買って来ようかな。


希望が人間をつくる。大いなる希望を持て。
【出典】アルフレッド・テニスン(19世紀イギリスの詩人、1809~1892)

私の決意さえ堅固であれば、希望が実現しない事はない。
【出典】周恩来(現中国の初代首相、1898~1976)

希望はいいものだよ。多分最高のものだ。いいものは決して滅びない。
【出典】映画「ショーシャンクの空に」

時間や人為にかかわらず春が戻ってくるように、希望もいつか戻ってくる。時にはそれは、周囲の固い殻を破らなければ達成の光には届かない、ほんの小さなつぼみかもしれないけれど。希望を捨ててはなりません!
【出典】ドロシー・ミラコール

困難は忍耐を生じ、忍耐は練達を生じ、練達は希望を生ず。
【出典】「新約聖書」ローマ人への手紙5章3-4節

スマートフォン

2010年07月28日 16時07分26秒 | 日常
今日は学校の帰りに携帯ショップに行って来た。

今使用している携帯が故障しかけているから、スマートフォンに買い替えたいなぁと。

なぜスマートフォンなのかというと、自宅のデスクトップのPCは僕の手では扱うのが難しくなったから、スマートフォンのように小さくてもインターネットも出来る点に魅力を感じたから!

DoCoMoやauのものは必要ない機能が多かったり、扱いづらかった。
個人的にiPhoneが1番良かった。

でもiPhone 4は予約待ちで買うのは延期になってしまった。
凄い人気やね~

それと駅で新幹線のチケットも買って来た。
7月31日~8月2日まで奈良に行くことにしたので。

僕の病気の呼吸リハビリと栄養摂取の講習会があるんですよね。
有名な先生が来るし、滅多にない機会だからね。

そして帰りに奈良と京都に立ち寄って、いくつか観光して来ます。
平城京と二条城には絶対行きたいなぁ。
セントくん、好きだし。(笑

体が動く間にたくさん外出して、自分の世界観を広げていかないけないな。

時の流れに身をまかせ

2010年07月24日 22時52分42秒 | 日常
最近また呼吸の機能が低下したみたい。
手もだんだん動かなくなってきた。
自分で食事も出来なくなったし。
全身の筋力が無くなっているのが分かる。

病状が悪化するとあれこれと考え込んでしまう。
どうしてこの難病という苦しみがあるのだろう・・・。やっぱりいずれ寝たきりの体になって若死にすることは未だに受け入れられない。
ひとりで過ごすことが多いことも考え込む一つの原因なのかもしれない。

でも孤独や苦難を経験することも人生には欠かせないのかな。

発想の転換が今の僕には必要だ。
現状を悲観していても何の意味もないのだから。

人間って苦しむ為に生まれてきたと思うようになった。
だからこそ現世には数え切れないほどの困難や不条理がある。
困難があるからこそ心が豊かになることが出来るんだよね。
そうすれば自分の世界観が広がっていく。
僕は困難や不条理に意味を見出だしていきたい。

今の僕は神様から試されている。
この困難を祈りによって乗り越えていけるかどうかを。

神様が作り出した時間という自然の流れに従いながら、ひとつずつ困難を乗り越えていければ、いずれ訪れる最大の困難である死もありのまま受け入れられるはずだ。

でも大丈夫。
神様を信じる人は死は終わりではない。
魂は天国に行くんだから。

今はその為に精神を鍛えているのだと思う。
困難がなければ精神的に豊かにはなれないのだから。

今は自分が成し遂げたいことのために努力して、楽しみも見つけて、生命を感じながら生きていきたい。

生きていることは奇跡。
生きていることに感謝。

神様への信仰は感謝から始まっていくんだよね。

不満よりも感謝の気持ちを持ちたいな。

人生とは、その時々に自然に変化し、移りゆくものです。変化に抵抗してはなりません。それは悲しみを招くだけです。【老子】

束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。逆境があるからこそ、私は走れるのだ。涙があるからこそ、私は前に進めるのだ。【マハトマ・ガンジー】

もし苦しみがなかったら、人間は自分の限界を知らなかったろうし、自分というものを知らなかったろう。【トルストイ】

死への準備をするということは、良い人生を送るということである。良い人生ほど、死への恐怖は少なく、安らかな死を迎える。崇高なる行いをやり抜いた人には、もはや死は無いのである。【トルストイ】