明日を夢見て~神様と筋ジストロフィーと共に生きる~

クリスチャン。デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者で電動車椅子と人工呼吸器を使っている。

ラジオ「キリストへの時間」 出演 8月25日分

2013年08月31日 16時15分06秒 | キリスト教
こんにちは♪
8月25日に僕が出演した「キリストへの時間」の録音が、以下のホームページでお聴きいただけます。

リンク先 「キリストへの時間」 8月25日分

よろしければ聴いてくださると嬉しいです☆

前回同様、ガラケーでネットをしていて、録音が聴けない方のために、原稿を掲載しました♪

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ありがとうございます。

「キリストへの時間」 出演 8月25日分 原稿

2013年08月31日 16時09分40秒 | キリスト教
タイトル「ゼロになる勇気」

【詩編 23編1節】

「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。」


今朝お読みした聖書の御言葉に「主は羊飼い」とあります。これは神様が羊飼いで、私がその世話を受ける羊だということです。

羊の習性を調べてみると、第一に羊は臆病です。群れからはぐれてしまった羊を捕まえようとすると,不安と恐怖心で逃げてばかりで捕まえられないそうです。

第二に迷いやすい。羊は羊飼いに連れられて毎日行き来している道を自分では行きも帰りもできず,すぐ迷ってしまうそうです。

第三に頑固です。羊は従順な反面、頑固で,羊飼いに逆らって自分勝手に進んで行き,群から離れて危険なところに行って自滅するという習性をもっているそうです。ですから、世話をする羊飼いが必要なのです。

羊は人間そのものの特性をたとえる家畜として聖書に登場します。羊は存在のすべてを羊飼いに負っています。羊は羊飼いから離れては生存と防衛の保障はありません。「主は羊飼い」というのは、自分が弱い羊であること、羊飼いである神様がいなくては決して平安に生きられないことを知っている告白です。

また、「わたしには何も欠けることがない」というのは、神様との親しい交わりの中で豊かに満たされている告白です。神様は良い羊飼いですから、私たち羊はこの告白ができるのです。

でも、「わたしには何も欠けることがない」と思うことはなかなか難しいですよね。むしろ、人生の中で「欠け」を感じる人は多いと思います。不足する。乏しさを感じる。何かを失っていく。何かが奪われていく。できたことができなくなっていく。そのようなことが人生でいくらでも起こります。最後は地上の命さえも失うことになります。

進行性の不治の難病を抱えている私は、指以外は全く自由に動かせない身体で、人工呼吸器で生きていますし、医学的には今後さらに症状が悪化して、残り約13年で死ぬだろうと言われています。進行性の難病だから、以前は当たり前のようにできていた事ができなくなります。それが死ぬまで繰り返されます。他人から見れば、当たり前の人生から脱線したように見えてしまうでしょう。でも、本来は人生に当たり前なんて何ひとつないんですよね。

得たものをいつ失うか分からないから、いつまでもしがみつこうとし、悩み苦しんでしまう。他の人はこれを持っていることが当たり前なのに、自分には無いって、無くすことが恐いって思うから、他の人と比べる生き方が続いてしまう。だから、人はゼロになる勇気が必要なのです。

もし得たものを失ったなら、もしできていたことができなくなったなら、確かに苦しみます。でも、失った後なのに、失う前の自分の価値観で物事を考えてしまうから、自分を追い詰めてしまうのです。だから失ったのなら、今まで抱えていた価値観を降ろし、ゼロになる勇気を持って、新しい価値観で生きていく必要があるのです。

ヨハネによる福音書10章10節~11節で、主イエス・キリストは「わたしが来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためである。わたしは良い羊飼いである。良い羊飼いは羊のために命を捨てる」と言われただけでなく、事実そのことを実行して下さいました。

人間は必ず死にます。しかしそれには理由があるのです。死の原因は、人類の代表であるアダムとイヴが神様に対して犯した罪の結果なのです。しかし、主イエスはその罪の罰を私たち人間に代わって引き受けるために、私たちを罪から救うために、十字架に死んで下さいました。そして3日目に死を克服し、復活されたのです。主イエスが自分の罪のために死なれ、墓に葬られて、3日目に復活されたことを信じる人は、罪赦され、死んで復活し、永遠の命が与えられるのです。

今までの生き方を変えることはとても難しいですが、クリスチャンはゼロになったとしても、永遠に失われない神様の救い・復活の希望・永遠の生命を信じているし、神様が日毎に生まれ変わらせてくださるという永遠に揺るがない価値観を信じているから、神様の導きによってゼロになる勇気を持つことができるのです。

第2次世界大戦中に多くのユダヤ人をナチスから救ったオランダ人クリスチャン、コーリー・テン・ブームという人は、「世の中に目を向ければ、悩みが増すでしょう。自分の内側をのぞいてみても、落ち込むだけです。しかし、あなたがキリストを見上げる時、心に安らぎが与えられるのです」と言いました。

私たち人間は、自分で悩みや重荷を背負うことはできないのに、無理に背負おうとして疲れ果ててしまいます。悩みや重荷は主イエスが背負ってくださいます。自分で悩みや重荷を背負うことは辞めて、私たちを罪と死から救ってくださった主イエスを信じて見上げることで、平安に生きることができるのです。

人は弱い羊です。羊飼いである神様がいなくては決して平安に生きていけません。だからこそ、「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない」と告白できるのだと思います。

それでは最後に、シンプルシープで「主と私 (詩篇23)」という賛美をお聴きください。

【歌詞】

羊飼いの主
イエスは良い牧者

羊の私は
乏しいことがありません

死ぬほど嘆く
ことなどないのは
愛であるイエスが
私とともに歩んでるから

私の杯 あふれてる
豊かな恵みに 満たされてる
私のたましい 生き返る
神の義の道に 導かれてく



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ラジオ「キリストへの時間」 出演 8月18日分

2013年08月24日 17時59分32秒 | キリスト教
こんばんは♪
18日に、僕が出演した「キリストへの時間」の録音が、以下のホームページでお聴きいただけます。

リンク先 「キリストへの時間」 8月18日分

よろしければ聴いてくださると嬉しいです☆

反省点は早口になってしまったことや内容が多すぎたことだな…。
もっと工夫せねば!

なお、ガラケーでネットをしていて、録音が聴けない方のために、ひとつ前の日記に原稿を掲載しました。
長い文書ですが、最後まで表示されているでしょうか?


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「キリストへの時間」出演 8月18日分 原稿

2013年08月24日 17時52分58秒 | キリスト教
タイトル「神の摂理に信頼する」

【創世記 45章7節】

「しかし、今は、わたしをここへ売ったことを悔やんだり、責め合ったりする必要はありません。命を救うために、神がわたしをあなたたちより先にお遣わしになったのです。」


今日は旧約聖書の創世記37章~50章に登場するヨセフのお話をします。神様の摂理を信頼し続けた人です。摂理とは、「神の導き」や「前もって見る」という意味があります。つまり、世界や人生のあらゆることは、神様が計画して見通しておられ、神様が善きみ心をもって支配し、導いておられることを表しています。

父ヤコブと母ラケルとの間に生まれたヨセフは、父ヤコブが年をとってから生まれた子どもだけに特別に愛されていて、父ヤコブの有力な後継者候補であったため、年の離れた異母兄弟の兄たちから憎まれていました。兄たちの憎しみが頂点に達したのは、ヨセフが「兄さんたちの農作物が僕の農作物にひれ伏した」という夢を話した時でした。それ以後、兄たちは機会があればヨセフを殺してやろうと思うようになりました。

さて、ヨセフは家から遠く離れた場所で兄たちに殺されそうになるのですが、ちょうどそこにエジプトに向かうキャラバン隊が通りかかり、ヨセフはエジプトに奴隷として売られてしまいます。兄たちは、ヨセフから剥ぎ取った着物に動物の血を塗りつけて、父親にはヨセフは野獣に殺されたと、告げました。そして、ヨセフはエジプトで国王の衛兵隊の隊長に奴隷として買われました。最初は下働きでしたが、ヨセフは小さな仕事にも忠実であったので、大きな仕事を任せられるようになり、主人の食事以外の全てを管理するまでになりました。

ところが、ヨセフは主人の妻の誘惑を断ったことが原因で、王の囚人をつないでいる最も厳しい監獄に投獄されてしまいます。しかし、ヨセフは投獄されていた料理長と給仕長のそれぞれの夢を解き明かし、料理長の処刑と給仕長の釈放を見抜いたことがきっかけで、釈放された給仕長を通して王に知られるようになり、王の夢を解き明かすことになりました。王の見た夢は、エジプトで七年間の豊作の後、世界中に七年間のひどい飢饉が来ることを告げるものでした。王は、ヨセフの知恵に感心し、ヨセフを総理大臣に任命し、飢饉に備えさせました。

王が見た夢のとおり、飢饉が起こりました。まわりの国は飢饉で苦しみましたが、エジプトにはヨセフの働きによって、食糧が蓄えられており、食糧を求めてエジプトに来る人たちが絶えませんでした。その中にヨセフの兄たちもいました。ヨセフにはそれが兄たちであることがわかりましたが、兄たちには、エジプトの総理大臣がヨセフであることは知るよしもありません。ヨセフがエジプトに売られてから三十年近い年月が経っていますし、ヨセフはエジプト人の身なりをし、エジプトの言葉を話していたからです。

この時、弟のベニヤミンが一緒ではなかったので、ヨセフは兄たちが弟ベニヤミンを大切にしているかどうか心配でした。そこで、ヨセフはわざと「お前たちは外国からやって来たスパイだ」と言いがかりをつけました。「いいえ、違います」と兄弟たちは言います。「それなら、嘘ではないという証拠に、お前たちが話した末の弟を連れて、もう1度来い」とヨセフは命じました。兄たちは弟ベニヤミンを連れて、再びヨセフの前にやって来ました。ところが、ヨセフは「ベニヤミンがわたしの宝物を盗んだ」と、また言いがかりをつけて、ベニヤミンを奴隷にすると言い出しました。困った兄弟たちは「そんなことになったら父ヤコブが悲しみのあまり死んでしまいます。代わりに自分たちが奴隷になります」と必死で頼みました。兄たちの愛の心を見て、ヨセフはこらえきれなくなり、涙ながらに「私は弟のヨセフです。」と兄たちに告白するのです。

今日の聖書のみ言葉は、その時に語ったヨセフの言葉です。

「しかし、今は、わたしをここへ売ったことを悔やんだり、責め合ったりする必要はありません。命を救うために、神がわたしをあなたたちより先にお遣わしになったのです」

ここで、ヨセフは神様の摂理に関する重要な二つの視点を明らかにしています。人間的な視点では、ヨセフは兄たちに奴隷として売られてエジプトに来た。しかし、神様の摂理に立つなら、神様は一族の命を飢饉から救うために、兄たちよりも先にヨセフをエジプトに遣わされた。神様の摂理とは、現実がいかに厳しくとも自分には使命があって、苦難には必ず意味がある、神様は苦難や人の悪行さえも最後に益とされる、ということなのです。ヨセフは神様に信頼し続けたからこそ、そのような人生観を自分のものにできたのです。ヨセフが体験した世界観は、新約聖書では次のようにまとめられています。

【ローマの信徒への手紙8章28節】

「神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています」


私のことですが、不治の難病を抱えています。それが昔はコンプレックスでした。でも、神様の視点に立つならば全く違います。神様は、難病を含めたこの私を愛するために、私を創造してくださり、私の人生を計画してくださいました。だから、私が難病の人生を生きていくことで、神様のご計画が実現されていくのです。自分の苦しみだけを見るのではなくて、神様のご計画の実現という広い視点から自分の苦しみを捉えたら、生きる力が湧いてくるようになりました。私たちの人生は神様によって計画されていますし、神様は私たちの人生を初めから終わりまでご存知だからこそ、私たちは神様に信頼し続けることができるのだと思います。

それでは最後に「Still~静まって知れ~」という賛美をお聴きください。

【歌詞】

御翼の陰に隠し
力ある御腕のなかに

逆巻く大海を越え
主と共にはばたく

わが父よ王なる神
静まりあなたを知る

キリストのなかに憩い
信頼と主の力知る

雷(いかずち)鳴り渡るなか
主と共にはばたく

わが父よ王なる神
静まりあなたを知る



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神戸の新生活

2013年08月12日 19時34分40秒 | キリスト教
こんばんは♪

まず宣伝になりますが、僕はキリスト教のラジオ番組「キリストへの時間」に、8月18日と8月25日に出演します。

両日とも、朝7時30分から7時45分まで、JOCRラジオ関西(AM 558KHz)で放送されます。

関西にお住まいの方は、よろしければ聴いてくださると嬉しいです☆

リンク先 「キリストへの時間」ホームページ

さて、神戸の新生活は、引っ越し荷物の整理が終わり、少しずつ落ち着いてきているところです♪

でも、まだ神戸の気候に慣れません。
福岡とは一味違っているので。

新居は山が近くにある緑豊かな場所で、鳥たちの鳴き声も聴こえてきたりして、環境が良いです♪
ただ大きな蚊がいっぱい生息しているので、身体のあちらこちらを刺されてしまいます…。

また、今月20日の午後に、神戸での主治医の初診察があるので、神戸大学付属病院まで行きます。
病院の帰りに、神戸の中心街を観て回ろうかなと思っています☆


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