明日を夢見て~神様と筋ジストロフィーと共に生きる~

クリスチャン。デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者で電動車椅子と人工呼吸器を使っている。

ライフ いのちをつなぐ物語

2011年09月09日 23時22分03秒 | 映画
♪BGM♪
evergreen / Bank Band

「あなたをただ 愛してるだけ
ただそれだけで生きて行けると
ぼんやりと思ってたら 何だか勇気が湧いてきてた
それは気持ちに 羽根が生えた様に 空を飛んでく

水平線の見えない この街に生まれて
そして死んで行っても あなたがいれば 全てを感じる」


一昨日は映画「ライフ いのちをつなぐ物語」を観に行った♪

ネタバレにならない程度に感想を書いてみようかな。

生きるとは生き抜くこと。

動物の世界は厳しい生き残り社会だから、生きていく力を身に付けて、命をつなぐために、全ての動物は一生懸命努力しているんだね。

命を奪い、命を奪われる。
弱い動物は生き残ることはできない。
助け合えるのは家族だけ…。
でも動物たちの家族が助け合っている姿がすごく温かい。

それぞれの動物たちにそれぞれの生き方がある。
進化論的に考えれば、時代と環境に応じて進化しているのだと思う。
でも有神論的に考えれば、そのように生きていく本能を神様から与えられているんだよね。

そして、人間は生きる使命を神様から与えられている。
それは最期まで生きてみないと分からない。
使命とは命を使うことだから☆


また、動物たちが子どもを産み、命をつないでいく姿も良かったなぁ。
でも子孫を残すためには伴侶を見つけなければいけない。

ある動物のオスたちは、一頭のメスに選ばれるために、1位を目指して競争する場面があったけど、大変だなぁと思った。
メスに選ばれるって人間の世界でも大変だ。(笑)
1位になることができる選ばれたものでないと、子孫を残すことはできないということか…。

人間の場合は子孫を残すことができなくても、自分の意志や心が人々に受け継がれていくんだよね。
人から忘れられなければ、いつまでも自分の命はつながっていくんだ。


生きるとは?
命をつないでいくとは?

こういうことを動物たちの姿を見ながら感じた☆

でも素晴らしい映画だったけど、上映時間をもっと伸ばしてほしかったし、主題歌はMr.Childrenの「蘇生」ではなく、MY LITTLE LOVER(Bank Band)の「evergreen」が良かった。。

【ONE PIECE】

受け継がれる意志 
時代のうねり 人の夢 
それらは止めることのできないものだ 
人々が『自由』の答えを求める限り、 
それらは決してとどまることはない

【聖書 ピリピ人への手紙 2章13節】

神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。

【聖書 ヨハネによる福音書 11章23~27節】

イエスが、「あなたの兄弟は復活する」と言われると、

マルタは、「終わりの日の復活の時に復活することは存じております」と言った。

イエスは言われた。「わたしは復活であり、命である。わたしを信じる者は、死んでも生きる。

生きていてわたしを信じる者はだれも、決して死ぬことはない。このことを信じるか。」

マルタは言った。「はい、主よ、あなたが世に来られるはずの神の子、メシア(救い主)であるとわたしは信じております。」


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100歳の少年と12通の手紙

2011年08月09日 20時43分42秒 | 映画


昨日は「100歳の少年と12通の手紙」という映画を観た。僕が今まで観た映画の中でTOP5に入った!!

【内容(「Oricon」データベースより)】

『白血病を患い、余命わずか12日という10歳の少年オスカー。

医師はおろか両親までもが気を遣い、真実を語ろうとしないことにうんざりしている。

そんな中、病院内で偶然出会った宅配ピザの女主人ローズは、唯一彼に正直に接してくれる大人だった。

オスカーの希望で12日間、彼の元を訪れる約束をするローズ。その日からオスカーの毎日が目まぐるしく展開していく…。』



フィクションの映画で、主人公は余命わずかの白血病の少年ということで、主人公を死なせて、観ている側を安直に泣かせるというベタな内容かなと思っていたら、まるで違った作品だった。

余命わずかの白血病の少年である主人公オスカーが、1日を10年と考えて、1日1通ずつ神様に手紙を書いていく、という内容。

わずか10歳で亡くなるオスカーの死ぬシーンで泣かせることを狙っていないところが魅力の一つだ。

もちろんこの映画にも病気の悲惨や辛さはある。それで泣いてしまう。でも確かな幸せがあるのだ。

たとえ短い生命であっても、1日を10年と考えて一生懸命生き、人生の意味や生きる尊さ、大事な人を愛するということに気付き、満足して死を迎えるというテーマを強く感じることができた。

人間は遅かれ早かれみんな死を迎える。でも一生懸命生きていくことで幸せを感じることはできるんだよね。


また、「10代は思春期で苦難の世代です」「30代は心配の世代です」とオスカーが言うシーンに、ユーモアの味付けがあって、クスクスと笑える。

また、オスカーに寄り添う宅配ピザの女主人ローズが良い役どころなんだ。

ローズは素直に自分の感情を出す口の悪いおばさんで、最初は「白血病でいずれ早く死ぬオスカーの遊び相手なんてやってられるか!」という感じなんだけど、オスカーと交わっていく中で、少しずつ内面が変わっていく姿がとても良かった。

また、オスカーもローズと交わっていく中で成長していく姿も良かった。

ポジティブ溢れる映画だけど、時々オスカーが不満を漏らすところも人間らしくて共感できた。

ターミナルケアで大事なことは、病気になって悔やんでいる過去から再生し、残された人生を生き直すこと。

受け入れ、寄り添い、赦すことや和解することによって、変わらない過去の出来事に新しい意味を作り、人間関係を回復することができる。

重荷を負っている人間は、心の解放や赦されることの体験が必要だ。こういうことを僕はこの映画から学んだ。

また「子どもホスピス」の本質を見た。言い換えると、生きることの実感と充足、人間のあらゆる違いを越えて大事な人として相手に寄り添うということ。


だから特に「子どもホスピス」の活動や応援をしている方、病気の家族がいる方、子どもが好きな方、医療従事者(特に小児科)の方に観てもらいたい映画です。

凄く良い映画でした。なんでこの映画が日本でほとんど宣伝されなかったのだろう?と思います。

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素晴らしき哉、人生!

2011年04月09日 14時05分32秒 | 映画
昨日は「素晴らしき哉、人生!」という映画を見た。

自分の若い頃の夢や富の欲望を諦めて、愛する家族・友人や貧しい人々のために、住宅ローンの会社を経営する仕事を頑張る主人公の物語。主人公は聖人君子ではなく、短気などの欠点もあるのだけど、人に対してあたたかい思いやり・優しさを持っている。

ある不幸をきっかけに自殺を決心した主人公の前に、天使があらわれる。そして天使は「主人公が生まれなかった世界」へと連れて行く。

「一人の命は大勢の人に影響を与えている。一人がいなくなれば世界は一変する」という天使の言葉が忘れられない。

主人公が生まれなかった世界を見ていると、なんだか恐くなったんだよね。自分が生まれないだけで、自分が生まれた世界にいる周囲の人々の人生や性格が、こんなにも激変するのだなぁと感じた。きっとこの作品はそういった恐怖感を伝えたかったのだと思う。だから単なるハッピーな映画ではない。


そう考えると僕の人生も意味があると思うんだよね。周囲の人々に少なからず影響を与えているんだろうなぁ。僕は遊び相手はいないけど、出会いがある・ないで人生は大きく変わるはず。きっとインターネットもひとつの社会だよね。

だから「あなたと出会えてよかった」と言われるような人間を目指していきたい。また「自分は生まれて来なければよかった」と言いたくないと強く思った。

どうせ自分が消えても、世界は何も変わらないと考える人もいる。でもいま生きている時点で本当の孤独はないのだから、自分を支えてくれる人、自分が支えている人が必ずいるんだよね。

最近思う。関わりのない人々も友人なのかもしれない。少なくともその人々のために寄付や祈ることはできるから。

それにしてもこの映画は、クスッと笑えるシーンがたくさんあるから楽しめる。物語のテンポが緩やかだから、心があたたかくなれるよ。中でも一番笑えたのは天使だね。面白すぎたので、あえて語りません。(笑

1946年の映画だけど、現代の人にも感動は伝わると思う。

♪BGM♪
一等星/熊木杏里

いつも背中合わせにあって 自分では見えないから
誰かの目に映った姿には もう一人の私がいて

もっと話したい人がいる 聞きたかったことがある
出会えたことから始まってゆく それが人と人の縁

わけのない悲しみはなくて 拾いきれない幸せがあるというだけ

物語がいつも私の 望むようには進まないけれど
その度に 心溶かしてくれる 人たちがいることに気がついてゆく

日ごと強くなるつながりを 忘れないでいたいから
影のようにいつでもすぐそばで どうか私を見ていて

たずさえた言葉を伝えて ひとりひそかに離れてゆこうとしないで

物語はきっと誰かの 想いをのせて進んでゆくもの
さかさにしていた 夢時計 もとにもどして時が刻まれてゆく

星では埋まらない 星空を眺めていても
傷が風にさらされても 人は人で救われてる

物語はいつも私を ひとつ変えてつくられてゆくから
もどり道にさよならをして まだ何もない 明日をつくってゆく


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ナルニア国物語 第三章

2011年03月09日 21時59分28秒 | 映画
今日は「ナルニア国物語 第三章(2D)」を観に行って来た。ちなみに3Dは頭がクラクラするイメージがあるので辞めた。

今作から監督が変わったから不安はあったけど、期待以上の仕上がりだったよ‼ 

やっぱり原作が良い分だけ、映画もそれだけ良くなるんだなと思ったね。原作も一から読んでみたくなったなぁ。 

ネタバレにならない程度に簡単な感想を書いてみます。 

僕が一番好きなキャラクターであるネズミ剣士(?)が今作も活躍していたから嬉しかった~。でも次作からこのネズミくんは出るのだろうか? 

また旧約聖書に出てくるあの怪物が登場した!でも映像で見るとこんなに恐いのか。。。

出エジプト記のあのシーンもあったから興奮したなぁ‼ 

「ナルニア国物語」を観るといつも思うことがある。 

自分に無いものを自分のものにしようとするとき、悪の力が働くんだ。だから嫉妬や恨みを持っていると、人と人のつながりを壊してしまうんだな。 

やっぱり自分に与えられているものを守り抜いて、より良いものへと磨いていきたい。誰にでも良いところはあるからね。だから他人と比べる必要なんてないんだよ。ひとりひとりに存在する価値がある。 

マタイによる福音書5章13節に『「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。』という御言葉がある。 

イエス様はここで「地の塩になれ」とは言っていない。僕らが地の塩として塩気を失わずにあることができるのは、神様がそうしてくださっているからだよね。だから僕らは自分の力で頑張る必要はなく、全てを神様にお任せすればいい。 

僕は身体が不自由だからできないことが多いし、できることも次第にできなくなるし、心ない人から馬鹿にされることもあるけど、神様がついていれば、何も心配しなくていいんだ。救われるために行いはいらない。 

きっと僕らは神様の前では存在しているだけで価値があるんだろうね。 

次は「英国王のスピーチ」を観に行こうかな。


神様がお与えになるものはお受けなさい。神様がお取り上げになる時は、いさぎよくお渡しなさい。 【渡辺和子】

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セントラル・ステーション

2011年02月20日 19時45分55秒 | 映画
今日は「セントラル・ステーション」というブラジル映画を観た。

代筆屋の中年女性と母に先立たれた少年が、共に少年の父親を探すために旅をする物語。現代のブラジルが抱える孤児や人身売買などの問題も扱っている。

僕はこの映画を観て、人は人の善意や優しさに触れたとき、悔い改めの心が生まれ、幸せの涙を流すのだなと感じた。

あとは血がつながっていなくても、心が通じ合えば、実の親子以上の関係になれるんだね。まさに関係(あい)という言葉がふさわしい。

善と悪、美と醜、優しさと冷たさ、これらが入り混じっているのが不完全な人間なんだろうな。

この中年女性は品行方正が悪くて、物語の最初では全く可愛くない人なんだよね。
でも少年と擬似的な母子関係を築き上げていくことで、変わっていく姿がいいなぁと思った。

あと物語の重要なシーンが代筆屋をキーワードにしている点が素晴らしい。自分の予想を良い意味で裏切る展開ばかりだったから面白かった。

あと二人の主人公の言葉遣いが悪いところも物語をより魅力的にしているなぁと思った。

最後のシーンは愛のあたたかさを感じたね。涙で物語が終わる王道パターンなんだけど泣けたよ。

♪今日のBGM♪

雨の日や眠れない夜に聴きたくなる曲。儚さがあるから美しさがあるんだよなぁ。

君 連れ去る時の訪れを/GARNET CROW

いつまでも届く筈ない虹を追いかけていた
あの日の僕ら無駄になること分かつ喜びに溺れ
一日中触れていたい気持ち隠せずにいた
時を止める様な長い雨の音 露の世を映すように

君を連れ去る時の訪れを
降り続く雨こんな日は想いを巡らす
どんな出会いも別れがあるから
心の奥で 幸福(しあわせ)畏れた…

なんとなく感じてる安らぎから突然
陷いる場所は胸の奥の方 未だ残る歪んだ瑕疵(きず)?

君を連れ去る時の訪れと
物憂げな空迷い込む世界は未知数
手を繋いだら二度と離れない そんな出会いがいい
願ってしまうよ

大切なモノ傍に在る方がいい
いつか 実体なくなる(ぼくらきえる)ならなおさら
与えられた期限(とき)を愛しいモノで埋め尽くすように
何処を切り取っても……

僕ら連れ去る時の訪れと
揺れる雨空 切ない 幻(ゆめ)をみせるようで
終わることない 関係(あい)を望むから
儚さに今 涙がこぼれる

君 連れ去る時の訪れを
いつか愛しく抱きしめることが出来るのかな
ねぇ 天(そら)をみて晴れ間がみえるね
虹がもうすぐ 架かる頃だよ



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