おはようございます!経営コンサルタント 中小企業診断士の藤田雅三(フジタ マサカズ)です。
先日の日経MJに次のような記事がありました。
「セブン業績好調続く 水までこだわり競争力」
・セブンイレブンジャパンが好調を維持している。
・もともと得意な中食が強さを支えている。
・サンドイッチなど調理パンは全量を同社専用工場で生産。原材料の選定から製法、温度管理までセブンイレブンのこだわりをきめ細かく反映し、競争力に繋げている。
(引用:2013/08/23 日経MJより)
とのことです。
たとえばサンドイッチに使うレタスはPH(ペーハー)が低い電解水で洗ってシャキシャキ感を保ったり、具材の重さや向き、肉の切り分けなど、要所は手作業でしているようです。「当社専用の設備、原材料、レシピで製造できる優位性こそが差異化戦略の要だ」と、セブンイレブン取締役の言葉。
その他チルドでも食感が柔らかいパンを作ったり、セブンほどの販売力があっても「おいしいものほど食べ飽きる」として、売場に並ぶ製品を1年で全部入れ替えるそうです。
大手だからというか、大手でもこれだけ商品作りにこだわっているわけですから、本当は中小企業こそ細部まで徹底的に商品作りにはこだわってほしいのです。
最近惣菜などのご支援に入ることが多いですが、メニューづくり、商品作りに結構細かいところまでこだわることを助言します。味付けや見た目、トッピング、使う材料、油での揚げ方から盛りつけ、パックに付ける小袋まで、私は結構こだわる方なのですが、こうした助言を差し上げると、”その材料を使うと高く付く””無理にその方法じゃなくても””そこまで細かいところを気にしなくても”といった表情をされることがあります。
私に向かって言葉には出されなくても、ちょっと、えっ?と思われているような表情からそういった感情を察することがあるのです。
無理強いはしませんが、こうした細部にわたるこだわりで商品作りをする、商品力に徹底的にこだわることが、惣菜や飲食のメニューでは重要だと思っていますので、たまにこうした考え方に共感してくれる経営者にお目にかかると非常にこちらもモチベーションが上がるのですが、なかなかまだ少ないようです。
しかしながらこのように大手では商品開発部の人間がいて、当たり前のようにこうした強力な商品開発を毎日しているわけですから、中小企業が思いつきでつくったような商品で勝てるわけがないのです。
こだわりの商品作り、メニューづくりで勝負してもらいたいものです。
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経営コンサルタント
経済産業大臣登録 中小企業診断士
NPO法人金融検定協会認定 ターンアラウンドマネージャー
JHTC認定 HACCPコーディネーター
藤田雅三