さて、私自身は今の名古屋市交通局の経営方針は概ね分かりました。あとは市バスの後部行き先・経由表示問題も含めて交通局側の努力を信じるしかなさそうですね。
一方、名鉄は平成末期から令和初期にかけて、これまでの保守的イメージからはすっかりと様変わりの様相。
特に今の9500系や9100系がデビューしてからは、その傾向が顕著に。
やはり、輸送の現状を見据えて、可能な限り無駄を省く努力が窺えますね。
また新技術では、JR東海や近鉄の最近での動きも見据えてか、省電力に優れたSiC素子の採用にも早々と至りました。
東武鉄道や東京メトロ、JR九州では、それをさらに進めたPMSMとかリラクタンスモーター、走舵台車の採用にも踏み切りましたが、名鉄の場合は3500系など在来車両との営業併結可能が前提条件なので、何も焦ってまで導入する必要性はなかろう。
また、昨今の知多新線や各務原線、広見線などの現状も踏まえれば、豪華な新パノラマカーなんかも要らないと思いますよ。
むしろ、名鉄名古屋駅での早期の4線化とか、ホームドアの主要駅への幅広い拡充、またこれに伴い、特別車の扉位置見直しが急務だろうね。
さらに、画像の元祖ECB車がデビューしてから、早くも30年。
今後は単に焦って、何も9500、9100系ばつかりを多数増やす必要もなさそうだ。
サイリスタチョッパ制御部品の枯渇に備え、今の5000系のECBかつVVVF車への改造も必須だろう。
また、前にも書きましたが、ホームドアの仕様を早く決めて、公表し、金山駅での実証実験に踏み切ること。そうでなければ、今後の車両像も決して語れまい。
