結露について・・・函館～北斗市

写真は函館駅前のデパート紳士服売り場でイージーオーダー担当の山崎美明さんとです。
今日も肌寒い一日で、実験ブースで断熱素材の研究を行っていましたが、午後のひと時を利用してデパートに出掛け、山崎さんを訪ねました。
そのデパートのレストランの窓ガラスが結露で濡れていました。
この時期の結露ですから真冬は相当量の結露が生じたものと思われます。

結露は空気中の水蒸気が（湿気）露点温度（結露が始まる温度）以下の部分に吸着（凝縮）され、水滴となる現象です。一般的な窓の結露は、冷たいビールをコップに注いだ時に見る結露と同じ現象です。コップに温かい水を入れても結露いたしません。コップの表面が露点温度以下にならないからです。

冷たいビールを注いだコップに結露が生じない場合もありますが、これはこの時、空気中の水蒸気が少ないからです。温熱環境における快適空間の基本は、気温20℃、湿度50％と言われます。しかし、この快適空間でも9℃が露点温度ですので9℃以下の部分に結露が生じます。健康湿度は多少の結露が生じるものなのです。20℃の時の露点温度は湿度80％が16℃なので窓などの低温部分の殆どに結露が生じます。しかし、同じく40％が6度なので、よっぽどの低温部にしか結露が生じません。このメカニズムを知っていれば、様々な状況に対応出来ると思われます。
窓のカーテンや内障子は室温を遮り窓の低温を促進しますので結露を助長します。

結露が高い状態を維持し続けますと、カビやカビの胞子が浮遊して家のそのものや、住む人に影響を与えます。また、結露の発生しない乾燥状態を維持し続けますと、静電気が発生してハウスダストを誘発し、そこにウィル菌などが繁殖し易くなります。
つまりは、気温20℃の室内では、湿度を常に50％にキープしておく事が肝心ですが、この時の絶対湿度（空気中に含まれる水分量）は約７g／立方メートルです。
我々が開発したファースの家は、家全体が年間を通じて、この絶対湿度7gに近づけるような性能を有しております。

結露＝曇り顔をイメージしますが多少の結露は、むしろ山崎さんの笑顔のように爽やかなものなのです。
今日の日曜日は、朝から民主党の新党首となった小沢一郎さんがテレビに出ずっぱりでした。見慣れたあの強面の顔が何故か爽やかに感じたのは、私だけかな・・・
豪腕政治家、小沢一郎・・・今度は期待出来るかも・・・
ファースの家

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