写真は弊社ハウジング事業部が毎月行っている「住まい講座」での終了後に撮りました。
向かって右から弊社ハウジング事業部の癒し娘、宮崎お客様担当、研究開発室の岩山主任、住まい講座講師の松田さん、四国の高知から参加された立山アルミ高知営業所の若林さん、高知の販売代理店社長の坪内さん、私をはさんで高知の工務店社長の西村さん、設備会社社長の山村さん、同じく家具センター社長の京野さん、弊社の扇常務、同じく研究開発室の村上主事です。
今日は木造構法について記述します。
2×4工法、むしろ構法と言うべきでしょう。2×4構法は外気温の低くなる欧米や北欧で長い歴史のある住宅建築構法です。断熱と気密性能を高めるためには最も優れた構法なので「工法」と言える部分もあります。2×4構法は基本的に2インチ×4インチ(6インチや8インチもある)の木材に釘を打ち付けて自在に組み上げて行く構法です。
日本の在来軸組み構法のように突起物が殆ど無いため、内側の仕上げ下地のベニヤ板が隙間なく張り込む事が用に出来て、高い気密性能を得る事が出来ます。
この2×4構法の開発された欧米や北欧では殆どが、乾燥した空気を静止させるグラスウール断熱です。北欧を何度となく訪れて、この構法を見聞させて戴きました。200ミリもある壁の厚さに驚くとともに、この壁の中に空隙が出来ない様にびっしりとグラスウールや羊毛などの断熱材がびっしりと詰め込まれています。北欧には夏が無いと言ってもいいと思いますが、夏場に気温が30℃にもなりますと湿度が30%台まで下回り、日本の湿度の半分にしかならないと言います。またポリフィルムで気密をはかるのでなく、専らベニヤ板や塗り壁で気密をはかっています。2×4のシンプルな構造がそれを可能にしています。
日本は地域ごとに断熱材の厚さを換えるような国が示した可笑しな規準があります。
柱などの構造体の寸法など、ほぼ全国一律(105ミリから120ミリ程度)であり、必然的に断熱材の薄くなる分、壁の中の空隙が大きくなります。温暖地に行けば行くほど断熱材の厚さが薄くなりますが、当然ながら温熱環境性能が悪くなります。これは、この断熱材の薄くなった空隙を断熱材を挟んで壁内の外側が冷やされた重くなり下降し、内側が暖められて軽くなり上昇し、空気が対流を起こし、内側の空気を外側に伝え、冷たい外の熱を内側に移動させて断熱効果が著しく低下します。2×4でも、在来軸組みでも、グラスウール断熱の曖昧さには不安がつきまといます。
今日の住まい講座には、四国の高知県からも参加して戴きましたが、高気密、高断熱で通じる北海道の建物をそのまま、高知に持って行っても通用しません。
本州では、徹底した冷房対応のノウハウが必要・・・だからファースなのですが・・・
今日も東京の方から相談メールが来ており、これから回答・・・
ファースの家
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向かって右から弊社ハウジング事業部の癒し娘、宮崎お客様担当、研究開発室の岩山主任、住まい講座講師の松田さん、四国の高知から参加された立山アルミ高知営業所の若林さん、高知の販売代理店社長の坪内さん、私をはさんで高知の工務店社長の西村さん、設備会社社長の山村さん、同じく家具センター社長の京野さん、弊社の扇常務、同じく研究開発室の村上主事です。
今日は木造構法について記述します。
2×4工法、むしろ構法と言うべきでしょう。2×4構法は外気温の低くなる欧米や北欧で長い歴史のある住宅建築構法です。断熱と気密性能を高めるためには最も優れた構法なので「工法」と言える部分もあります。2×4構法は基本的に2インチ×4インチ(6インチや8インチもある)の木材に釘を打ち付けて自在に組み上げて行く構法です。
日本の在来軸組み構法のように突起物が殆ど無いため、内側の仕上げ下地のベニヤ板が隙間なく張り込む事が用に出来て、高い気密性能を得る事が出来ます。
この2×4構法の開発された欧米や北欧では殆どが、乾燥した空気を静止させるグラスウール断熱です。北欧を何度となく訪れて、この構法を見聞させて戴きました。200ミリもある壁の厚さに驚くとともに、この壁の中に空隙が出来ない様にびっしりとグラスウールや羊毛などの断熱材がびっしりと詰め込まれています。北欧には夏が無いと言ってもいいと思いますが、夏場に気温が30℃にもなりますと湿度が30%台まで下回り、日本の湿度の半分にしかならないと言います。またポリフィルムで気密をはかるのでなく、専らベニヤ板や塗り壁で気密をはかっています。2×4のシンプルな構造がそれを可能にしています。
日本は地域ごとに断熱材の厚さを換えるような国が示した可笑しな規準があります。
柱などの構造体の寸法など、ほぼ全国一律(105ミリから120ミリ程度)であり、必然的に断熱材の薄くなる分、壁の中の空隙が大きくなります。温暖地に行けば行くほど断熱材の厚さが薄くなりますが、当然ながら温熱環境性能が悪くなります。これは、この断熱材の薄くなった空隙を断熱材を挟んで壁内の外側が冷やされた重くなり下降し、内側が暖められて軽くなり上昇し、空気が対流を起こし、内側の空気を外側に伝え、冷たい外の熱を内側に移動させて断熱効果が著しく低下します。2×4でも、在来軸組みでも、グラスウール断熱の曖昧さには不安がつきまといます。
今日の住まい講座には、四国の高知県からも参加して戴きましたが、高気密、高断熱で通じる北海道の建物をそのまま、高知に持って行っても通用しません。
本州では、徹底した冷房対応のノウハウが必要・・・だからファースなのですが・・・
今日も東京の方から相談メールが来ており、これから回答・・・
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