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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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泣き所を先に・・・東京~宇都宮

2006年04月28日 21時34分03秒 | Weblog
写真は今日28日に開催された栃木県ファースの会の総会の後に撮りました。
私の隣から、市貝町、山田工務店の山田専務さん、河内町、オースタムの鈴木社長さん、小山市、ワークスの河又社長さん、宇都宮、ハッピーハウジングの徳澄社長さん、足利市、共立工務店の薗田社長さん、塩原市、石川建設の大川原課長さん、大田原市、桜岡建設の星主任さんで、栃木県ファースの会の全メンバーです。

今日の総会終了後の懇親会でご来賓の方から、ライバルを責める営業は、逆効果であるとのご指摘がありました。ライバルの良いところを認めながら自分の売り物をアピールする事がより効果的であると言う事です。

当然、自分の商品の泣き所も、むしろ先に説明すべきなのです。
ファースの家も泣き所があります。
家に気密と断熱の性能が確立すれば、それに伴って必ず多くの副作用が伴います。
特に優れた高気密性能は、外部の音を遮断し救急車、消防車のサイレンの音などが家の直ぐ近く来るまで聞こえません。道路の騒音なども遮断されます。
しかし、その分、室内での反響音が大きくなります。ドアの開け閉めの音や2階で走り回る子供の震動が響く事もあります。

これは様々な処置を講じる事で緩和できますが、従来のものより反響音が大きくなるのはいがめない事実と言えます。また、使用する構造環境や室内環境を維持するための、機材の稼動電気料金や、その騒音やメンテナンス費用もかかります。そのようなリスクの何倍も、住む人に利益を与えなければなりません。新しい住宅システムの良い所ばかりを唱えるオーバートークや、そのような泣き所に対する説明無不足が、住んでから建主さんの大きな反感をかう事にもなります。また、使用機器の騒音なども住む人の感じ方で大きく異なりますが、ストレスを感じたまま住ませるのでなく、必要に応じて多少の効率が落ちますがサイレンサーなどの装備で騒音緩和が可能です。

いずれにしても、受注前にこのような高性能住宅の泣き所をしっかり理解して戴くための説明責任を果たさなくてはなりません。良い所ばかりを主張するオーバートークを徹底して戒めなければなりません。ファースの家の一番、頭の痛いクレームは、同居する年寄りが長生きし過ぎると・・・

今日は初夏を思わせる暖かい栃木県でした。栃木県ファースの会は、今年の二月にファース全国大会を誘致して立派にそのイベントを成し遂げました。その御礼のために出席致しました。
ファースの家は、とても説明のし難い住んでから真価の発揮できる家なのです。
売り易い、デザイン、意匠、間取りなどはどのようにもコーディネートできます。
しかし、住んだ後の事は、視点から抜けているのが現在の住宅市場なのです。
今日の栃木ファースの会総会で、改めてファースの家の特徴を再確認して戴きました。
明日はようやく北斗市に帰れるかな・・・今夜もまだまだ仕事です・・・
ファースの家

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