こうお仕事していると、実にいろいろな回り逢わせ出会いがあるもので
今回のお施主さんは日本が世界に誇るあの有名映画の監督で、重くなった木製の玄関引き戸を取替えしたいとのご相談でした
有名監督のお宅は、(流石貫禄のある)どうだぁぁぁっという位大きな敷地内にどどーんと建っておりました
昭和初期に建てられただいぶ年季の入ったお宅で、きれいに手入れはしてあるのは流石有名監督宅!
しかし肝心の玄関が永年の経年変化により反ってしまい、開け閉めの際こすれて容易には開け閉めできない状態でした
有名監督のお母さん:『今までもこうやって開け閉めしとったから、気にならんと言えば気にならんがやけど・・・』っと、よいしょっと踏ん張って玄関を開ける奥さん。
若社長:『いやいやそう言われますが、だいぶ年季はいってますがいね。』
若社長:『この際、これは取替え時ではないでしょうか?』
若社長:『これから冬の時期、雪が積もって屋根が重くなったら鴨居が下がって、なおのこと戸が開け閉めしづらくなりますよ』
若社長:『この無目を撤去してして、まるまる枠ごとアルミの玄関引き戸に取り替えられたら、多少のカタガリも調整出来ますし、なによりもアルミ製だから年月たってもこんなに戸が風化することないですよ』
有名監督のお母さん:『まるまる枠入れるって、この敷居よりまだいくらか上にあがってくるがなかろうけ?』
有名監督のお母さん:『このっさん(旦那さん)足悪いから、これよりもまだまたがないけんがなると・・・流石に大変じゃなかろうかね。』
若社長:『そうしましたら一度!この敷居をハツリ機で撤去して、少しでも下枠が立ち上がらないように工夫いたしますよ』
若社長:『新しくアルミ製の玄関にされると網戸も付きますし、鍵も防犯に配慮した鍵で用意できますよ』
有名監督のお母さん:『今より使いやすいようになるがなら、やってもらおうかね。』
有名監督のお母さん:『どんな格好あるがか・・・今こんな木の感じだから、同じような感じでいいがないがけ?そこら辺は若いっさん!あんた専門家に任せるちゃ』
既設の敷居の撤去は、掘り起こす部分でカッターを入れた後ハツリ機でひたすら人海戦略の力仕事
カーポートの柱廻りの土間をはつる時にも使う、この“HILTI/ヒルティー”の電動ハツリ機。
やっぱりすげーやこの威力!金額に見合ったパワフルな働きを実現
内側の土間の高さに合わせて、それ以上下枠が立ち上がらないように取付しました。
下枠を固定したら、左官屋さんにバトンタッチ。
下枠の下に左官を詰めて、カッター入れてはつった部分をきれいに補修してもらいます。
若社長がご提案したのは、ランマ付き枠の腰板付きの万本格子戸。
鋳物の腰板が入って、線の細かな格子がより豪華にみえます。
網戸もこの通り、 玄関に網戸があると風が家の中を抜けていくのでいいですね。
有名監督のお母さん:『あら~、スムーズに開くがいねぇ~。あんなに重かったから逆に軽すぎるくらいだちゃ』
有名監督のお母さん:『あっらやだ、網戸もはいっとんがけぇ~。すっきりしてうれしいわぁ』
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