ビーンの不定期日記

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 「思いつき
   いかげん日記」

涼子のこと(その夜)

2014-09-04 19:01:03 | 日記
「帰らない」と言う涼子を私は泊めた。
部屋に入って風呂に入るように勧めたが彼女は断った。
その代わり、「パンツを洗いたい」と言った。
私は「いいけど」と言って彼女を振り返って見ると彼女はパンツを脱いでいて下半身を露出していた。
私はビックリしてゴメンと言うよりも早く、彼女が先に私に「ゴメン」と言った。しかも申し訳なさそうに。
私に遠慮している彼女の気持ちが意地らしかった。

私が風呂に入ると、涼子が風呂場にやってきた。

「頭、洗ってあげようか」と言う。

私は一瞬戸惑ったが、これが涼子の優しさなのか、と思い素直に頭を洗ってもらった。

私が風呂から出ると、涼子はパソコンでチャットをやりたいと言う。
私は適当なサイトを見つけて涼子にチャットをやらせた。
そんな涼子を見やりながな私は寝ることにした。

布団を敷き、布団には涼子を寝かせようと思ったので、私は布団の脇で横になった。
すると涼子が「別々でなくても、一緒に寝ればいいやん」と言った。
それで私は布団で寝ることにしたが、パソコンをしている涼子はキーボードを打つのが苦手で「ねー、これどう打ったらいいの?」と寝ている私を頻繁に起こしに来た。

夜中の何時だったか覚えていない。
チャットを止めて涼子が布団に入ってきた。私達はお互い下着だけだった。
しかも涼子はパンツを履いていなかった。しかし私からは求めなかった。
男としての私の気持ちを察したのか、涼子は私に「ゴメン」といった。
私達は二人して裸同然で1つの布団で寝たが、その夜は男と女の関係にはならなかった。

次の朝、私は会社に行くため涼子を起こした。しかし涼子は一向に起きない。うんともすんとも言わない。
仕方なく私は部屋に涼子を残して会社にいった。
トイレの敷物に血が、そして布団のシーツにも血が付いていた。
涼子の吐いた血だった。