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2023.06.10撮影
これは、キキョウ(Platycodon grandiflorus)の花の下半分です。
前回3月に帰国・帰省しているときに、実家の庭にこの根を植えつけました。もちろん、両親が楽しめるように、です。母が家から出たがらないので、なるべく庭に引き出す努力の一環でもあります。
今回5月に帰省するとツボミがたくさんついていて、滞在中に咲いてくれるといいなあ、と思っていたら、6月には咲き、うれしかったです。
でも、すぐに花びらがかじられてしまいました。きっと、この2色色分けのハムシさんの仕業でしょう。現行犯までいきませんでしたが、とまっている場所が怪しすぎる。
この独特な色づかいから見て、このハムシは、次のハムシだと同定しました。
学名 Aulacophora nigripennis
英名 Pumpkin beetle「カボチャ虫」(ウリハムシ属の英名)
和名 クロウリハムシ(黒瓜葉虫)
ハムシ科(Chrysomelidae)ウリハムシ属(Aulacophora)
でも、ウリハムシ属はウリ(キュウリ、カボチャ、など)類の花を食べるって・・・それが、なぜ、キキョウにへばりついている?
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2023.05.25撮影
実は、最初にこのムシを見たのは、キキョウの花の上ではなく、ナデシコ属(Dianthus)の花の上なんです。このナデシコ属の花も3月に植えたもの。
このムシさんは、わたしが、カメラを取りに家に入っている間もそこにいるままだし、何度も接写しているのに、ぜんぜん逃げない。このムシは、よっぽどこの花が好きなんだな、と思いました。
と言うか、甲虫って、あんまり逃げないよね。
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2023.06.09撮影
ああ、やっている、やっている。カーネーション(Dianthus caryophyllus)の花びらが4分の1なくなっている、ミニ・カーネーションですけど(これも3月に植えた)。泣、泣、、、これは、現行犯よね。
ムシを嫌う人がかなりいらっしゃるのは知っていますが、わたしは、ムシって、好きですよ〜。できるだけ、ムシとも共存していきたいです。
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2023.05.26撮影
これは、先のナデシコ属の花ですが、右側の花びら(の少なくとも)1枚に穴が空いています。ムシさんは、左のツボミにとまって、おくつろぎのようです。
目が、真っ黒で、丸くて、体の大きさの割には大きめで、かわいいですね〜〜。オレンジ色がかった黄色の頭部は3段になっています。お腹も頭部とコーディネート。
ひょうきんな見かけの虫で、どちらかと言うと触りたかったのですが、この時点で、有毒かどうか知らなかったので、触るのを控えました。あとで調べたところによると、無害なようです、農作物を食う、と言うことで害虫とされますが。
さらに調べると、
ウリハムシ属は一般にウリ類の花を食べるが、
クロウリハムシは、
>> カーネーション、キキョウ、フジ、ナデシコ等
を食べるそうです。
殺虫剤のアース製薬のサイトに出ていました。
実家の庭で、キキョウ、ナデシコ、カーネーション、でダイニングされていたのは、そういうことでしたか。
わたしの接写には気を止めていないようでしたが、わたしがやりすぎたか、ついにカーネーションから飛び立ってしまいました。と言っても1メートルも飛ばないで、側のマキ(イヌマキ:Podocarpus macrophyllus)の植え込みに飛びついただけですが。そして、その後、すぐにカーネーションに帰ってきました。
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2023.05.26撮影
わたしはムシと「遊んで」楽しかった〜。ムシから見たら、「もてあそばれた」になるのかもしれない。それなら、ごめんね、ハラスメントだもんね。
なお、画像中のクロウリハムシさんたちが同じ個体かどうか、はわかりません。