
2023.06.06撮影
帰国・帰省して、そして、バンクーバーに帰宅してから、ちょっと日にちが経ったのですが、帰国中の写真から、何種類か画像をご紹介したいと思います。
実家の庭にもっと花を植えようと思って、ある日、植物を買いに出かけたんです、自転車に乗って(わたしは、実家のある町では車を運転したことがありません)。交差点のところで自転車を降りて、ふと、道端の家の軒を見ると、ツバメの子どもたちのいる巣がありました。
ああ、ツバメなんか見るのは何年ぶりだ、6月に帰国することは滅多にないからなあ、と思ったんです。
わたしが子どものころは、ツバメの季節にはツバメなんかどこにでもいて、人家や商家の軒先に飛び込んだり、そこから飛び出たり、していたものですが、今回の帰国では、この画像のツバメの子どもたちが、ツバメを見るのでは初めてでした。
でも、この時は、植物をたくさん買った場合を想定して、少しでも身軽でいようとカメラを持たずに出かけていたので、ツバメの子どもたちの写真は撮れませんでした。
それから数日後、まだ天気がもっていたので、それならもう一度植物を買いに行こう、と思い、今度はカメラを持って出かけました。まさかもう巣立ちしている? と思いながら。
例の交差点のところで自転車を降り、その人家の側まで近づくと、いました!
自転車を歩道の脇に寄せて止め(道ゆく人に不審者に思われるかな、とちらと心配しながら)、カメラを引っ張り出し、撮れるようにセッティングをし、画像の割り振りを決め、さて、シャッターを押そう、と思ったら、
そこにちょうど親鳥の1羽が帰ってきて、子どもたちが一斉に口を開けた
というが、この冒頭の画像です。
親鳥は写りこんでいませんが、画像の左手、空中で、巣に向かって「ブレーキ」をかけつつあるところです。子どもたちは、親の飛んでくるのを察して、すでに口を開けています。

2023.06.06撮影
親鳥が巣にたどり着いたところも撮影したかったのですが、ズームを使って撮影中で、もう一度続けてシャッターが切れるまでカメラが「回復」していず、それはかなわず。
結局、わたしの視点からでは、親鳥が羽を広げて巣をおおいかくすようになったので、どの子どもがどの程度食べられたのかは分かりませんでした。
シャッターが切れるようになってから撮った最初の画像が、直前の画像です。つまり、これは、ごはんを運んできた親鳥が巣を去った少し後です。
なんかね、向かって右側の子が、押しつけられてかわいそうな気がする。一番左の子が、一番スペースを陣取っているみたい。他の3羽より、毛並みではなく、羽並みが、やや、いいかな?

2023.06.06撮影
早く買い物を済ませて早くうちへ帰りたかったので、ツバメ観察は早々に切り上げて、植物屋さんへと向かいました。なぜ早くうちに帰りたかったかって? 見たい時代劇があったからですよ〜〜日本にいるときにしか見られないから〜〜
学名 Hirundo rustica
英名 Barn swallow「納屋のツバメ」
和名 ツバメ
ツバメ科(Hirundinidae)ツバメ属(Hirundo)
ところで、バンクーバーで普通に見かけるツバメと、日本に来るツバメが同じ種だ、ということを、学名を調べて初めて知りました。へ〜〜。別種だと決めてかかっていたことについて、反省。ただし、種の下の分類である亜種のレベルで異なる可能性があります。
今ごろは、あのツバメの子どもたちは、巣立ったことでしょうねえ。
それにしても、巣は、親鳥たちが唾液で泥を固めて、ひとつずつ積み上げていったのよね。草を使って補強してある(できあがった巣では、ワラのように見える)。
よかったね、泥を使って巣を作っておいて。そうでないと、人間の食用にかっぱらわれたりするのよ。
つばめの巣