2023.09.20撮影
今日の写真も、わたしがなんとか歩けるようになって、庭にそろりそろりと出て行けるようになったときに撮影したものです。ほぼ1ヶ月前の写真ですが、これが、バンクーバーで秋の雨が降り出してからでも咲いている花です。
まず、シュウメイギク(Eriocapitella hupehensis)から。
シュウメイギクなんてどこが「キク」よ、と言いたいですが、シュウメイギクは英語で Japanese anemone(日本のアネモネ)と呼びます。
わたしは、アネモネというのは、春先に咲くものだという固定観念があったので、この英語の名称は馴染めませんでした。
でも、シュウメイギクって、本当にアネモネの類なんですよね。花を見りゃあ、わかるだろ、って? すみません。実際、学名は、以前ですが、Anemone(イチリンソウ属)でした。現在では、新設された Eriocapitella(エリオカピテルラ属)に分類されています。
学名 Eriocapitella hupehensis
別名 Anemone hupehensis var. japonica
英名 Japanese anemone「日本のアネモネ」
和名 シュウメイギク(秋明菊)
キンポウゲ科(Ranunculaceae)エリオカピテルラ属(Eriocapitella)
2023.09.20撮影
うちには、シュウメイギクが数株ありますが、やはり、南の庭にある株の方が元気です。花期が長く、美しいので、これからも増やしていこうと思います。簡単に株分けで増やしていけます。
色は、白〜ピンク、花びらは、一重〜二重〜八重。うちにはありませんが、濃いピンクの花びらのも、シュウメイギクにはあります。
2023.09.20撮影
これは、セダム(Sedum)です。園芸種で、'Sunsparkler Plum Dazzled' といいます。
学名 Sedum rupestre 'Sunsparkler Plum Dazzled'
英名 Stonecrop
和名 セダム
ベンケイソウ科(Crassulaceae)マンネングサ属(Sedum)
'Sunsparkler' というシリーズがあって、これは、そのうちの 'Plum Dazzled' です。命名の意味はしっかりとはわかりませんが、英語から推察すると、'Sunsparkler' は「太陽の光を受けてキラキラと輝くもの」で、「輝くもの」が花の中央の子房を形容しているようです。'Plum Dazzled' は「眩しがっているプラム」で、葉の形容でしょう。
花の拡大をご覧ください。次の画像は、他の画像のトリミングからの拡大で画質はよくありませんが、花弁5枚で星型にぱっちりと開いた花の中央に、ツノのように先の5本に分かれた子房〜メシべ、そして、その周りに、葯がツンツンと頭についたオシベ10本、が見えます。この子房の部分が、「太陽の光を受けてキラキラと輝いて」います。宝石みたい。この画像では、それが伝えきれませんが。
2023.09.20撮影
葉の方は、果物の、英語で prune plum「プルーン・プラム」と呼ばれるプラムに、色と形がそっくりです。日本語では「プルーン」でしょうか。
プルーン(Prune plums)
撮影者:Maciarka
撮影日:2012.07.29
オリジナルからの改変、なし
2023.09.20撮影
このセダムは、バンクーバーのわたしの庭では、春から夏の盛りにかけて、葉っぱが横に広がっていきます。そのときは、葉だけなんですが、大変きれいです。色が、緑っぽいのからプルーンの色に変わっていきます。夏の終わりになると、無数の花が咲き出します。そして、花期も長いです。
セダムなどを多肉植物とはいいますけど、これがわたしにはちょっと意味がよくわからない。「肉が多い」ってなあ・・・肉厚「肉が厚い」の方が合っていると思うのだが・・・こういういちゃもんつけるのは、わたしだけ?
庭の作り方の転機を迎え、セダムは各種、草丈の違うものがあるので、それらを取り入れればいいと思いました。