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2024.02.02撮影
わたしの庭で今年最初に咲いたヘレボルスを、前回と今回、ご紹介しています。前回は、赤紫系の花を集めてみました。今回は、薄いピンク色のです。
わたしの庭には、ヘレボルスの交雑種が、少なく、少なく見積もっても100株以上あります。そのほとんどは、わたしの庭で生まれ育った株です。みんなそれぞれの美しさがあるのですが、好みで言えば、前回最後にご紹介した個体がわたしの好みのひとつです。
その個体にやや似たのが、今日の冒頭の個体です。こちらは、色が薄いピンクで、スポットが淡く見えます。こちらも、写真より、実物の方が格段にきれいです。この花を見ると、わたしはつい見とれてしまいます。わたしは、実は、こちらの色の淡い方が好きです。
以下に、このよく似た個体をふたつ並べてみました。
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2024.02.10撮影 2024.02.02撮影
次の個体もピンク色ですが、そのピンクの色調は、薄く、やや青っぽいです。この個体にもスポットが見られます。でも、こちらのスポットは、冒頭の個体のスポットより、間が空いて、それだけで、異なる印象を与えます。
また、花びらに黄緑の色が出ています。ヘレボルスの花びらは、そもそもはガクなので、このように黄緑の色が花びらに現れます。自然交配で世代を重ねていくと、この花びらへの緑色の出現率が上がります。
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2024.02.06撮影
次の個体の花びらでは、ピンクよりも黄緑の方の割合が高いでしょうか。花びらに緑色がついている、というより、ガクにピンク色がついている、という感じ。小さいスポットが花びらの根元近くにわずかにつくのですが、その模様の出方は、花びらごとに不均等です。模様の出方がはっきりしないので、フラッシュ「閃光」とまでは呼べないでしょう。
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2024.02.10撮影
さらに薄いピンク色の花が、次の個体です。大変優しい色です。この個体も、花びらに黄緑の部分があります。スポットが花びらそれぞれの中央に塊って出ているので、フラッシュということになりますが、かなり不規則ですから、不規則なフラッシュ、と言いましょうか。花びらの薄い地の色を背景に、濃い小豆色のスポットが出るのは、きれいです。
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2024.02.05撮影
スポットというのは、大きさ、形、散らばり方、散らばる密度、現れる場所、色、などの違いにより、印象が大きく異なります。
次の個体のスポットも、ここまでの例と異なりますね。花びらの色も、異なります。少しずつ異なる特徴が組み合わさるので、同じ模様のはない、ということになるのです。よって、市販される「名称つき」のヘレボルスは、あれは、タネから育てたものではなく、クローンです。
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2024.02.05撮影
次の個体は、濃い色の大きめのスポットがはっきりと浮かんでいる例です。花びらの地の色も少し変わっています。ウメの花のような色?
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2024.02.10撮影
うちには、ヘレボルスがもっともっとあるんですが、それらのご紹介はまたの機会にします。次回は、2月初めに園芸店で買ってきた新しいヘレボルスを見てくださいませ。