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2021.12.05撮影
アメリカ大陸に住む「クチバシの短いカラス(Corvus brachyrhynchos)」さんたちは、基本的
には、夫婦が単位で、それに、2、3歳までの子どもがくっついてグループを形成しています。よって、4〜5羽がいっしょにいることもあります。
2羽で寄り添っているのがよくいるのですが、それらは、夫婦だと想像されます。別々に行動しているように見えるときでも、1羽が呼べば、すぐにもう1羽が駆けつけます。
子どもたちは、親や年上の兄弟に守られているか、あるいは、1羽で行動することが多いです。ですから、見ていて、危なっかしいこともあります。それでも、家族のだれかがごく近くにいるようです。
わたしのうちのあたりが縄張りの一部であるようなカラスさんのご一家に、ピーナツを差し上げている話しをすでにいたしました。
今日は、その後、事情が変わってきたことについて、お話しします。
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2021.04.29撮影
ピーナツが体裁よく袋詰めにされたものは、結構高いので、わたしは、量り売りのちょっと質の落ちるピーナツを大量に買っていたのです。が、コロナの影響で、スーパーなどでの量り売りは規制(不特定多数の人が触るので)となり、ピーナツを買うのがお高くなってしまいました。その上、そもそも、出かけなくなった。それで、ピーナツがついに底をついたのです。
仕方ないので、古いお米を出してみると、パクパクと食べてくれました。あんなちっちゃいものをカラスのクチバシが器用にはさみ上げられるとは、知らなかった。
次には、古いお米もなくなり(自分で食べられるお米を供出しようとまでは思わなかった)、考えて、これも古いシリアルを食べていただくことにしました。それもうまく行った。
そして、シリアルもなくなって、、、
つれあいが、外で買い食いしたものの残りをあげよう、と言うのです。玄関口にそんなものを置くわけにいかないので、じゃあ、あまり出入りしない庭の部分(上の画像のカラスさんが食事中の石畳部分)に置いて、、、でも、これ、植え込みと植え込みの間なので、カラスさんには危険な場所ですよね、さっと飛び立てないから。それで、もっと開けたところをお食事処とすることにしました。
上の画像では、左側が玄関に続く石畳、真ん中の石畳が1羽のカラスさんがお食事中の場所、右側のが幅広の石畳です。
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2023.04.25撮影
この広い方に残り物を置いたら、カラスさんたち大喜び。
それ以来、つれあいが帰ってくるのを、カラスさんたちは待つようになりました。似たような車はたくさんあるので、どのようにして彼の車が彼のだとわかるのかわからないのですが、彼の車を1ブロックぐらい前から見つけて、ついてくるんです。そして、その辺の枝にとまって、彼がお給仕してくれるのを待ちます。
あるとき、彼が手ぶらで帰ってきたことがあります。すると、期待して集まっていたカラスさんたちが激怒しちゃって、木にとまったまま、体を上下に揺すって、威嚇活動を始めました。こちらは、怖かったけど、と言うか、怖かったからこそ、無視するしかありませんでした。でも、彼ら、その辺の知恵はあったみたいで、食べ物をくれるわたしたちを実際に攻撃することはありませんでした。
その件があってから、わたしのつれあいは、何も持っていない時には、思わせぶりな振りをせず、素知らぬ顔をして、カラスさんたちのいる所を通り過ぎるようにしました。こちらも知恵を働かせなくてはね。
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2023.02.21撮影
で、なんで、つれあいがそんなにカラスさんたちに人気があるか、と言うと、、、あやつめ、カラスさんたちに肉を与えるんですよ。わたし自身は肉を食べないので、どうかやめてくれ、とお願いしているのですが、残ったものを捨てるのはもったいない、と言って、聞いてくれません。
上の画像は、チキンを片足で押さえてむさぼっているカラスさんです。レタスの破片が画像左下に見えます。レタスやトマトやニンジンは、絶対に食べてくれません。お野菜も食べないと体に悪いよ、と言い聞かせたいのですが、聞く耳を持ちません。
それどころか、わたしが与える食べ物には、寄ってきません。
でも、知っていますよ〜〜だ。すぐには来なくても、後でちゃんときれいに食べてしまっているのを。
カーテンを開けたら飛んでくる、と言うのは、もう昔のことになりました。世代交代もあるのかも。寂しいなあ、、、これからピーナツを買って、また一からやり直してみようかな、と思っています。
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2023.02.26撮影
これは、まだ若いカラスさん。去年の子ガラスでしょうか。このように、路上駐車したつれあいの車のすぐ側までやってきます。人間にそんなに近づいてきちゃダメよ、とさとしたいのですが、かわいい姿を見せてくれると、つい、うれしくなってしまいます。
カラスさんたちについては、今回はここで置き、またの機会に取り上げます。