カラスといちごとクロッカスと

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「モモノハ」? 「モモバ」?

2024年07月24日 08時00分00秒 | キキョウ科

2021.06.21撮影

しばらく、キキョウ科(Campanulaceae)ホタルブクロ属(Campanulaの花について、わたしの庭からお送りしました。前回でそのシリーズは終わりのはずだったんですが、いろいろホタルブクロ属(Campanula)の植物について調べていて、都合の悪いものに出会ってしまったので、もう1回、延長します。

2022.07.05撮影

その都合の悪いものとは、、、Campanula persicifolia(冒頭画像)のこと。わたしは、以前、この植物の和名が見つけられなかったので、学名と他のホタルブクロ属の和名とを参照して、「モモバギキョウ」という仮称をつけました。

そして、しばらく前、Wikipediaのホタルブクロ属の項を読んでいて、「モモノハギキョウ Campanula persicifolia」というのに、図らずも、出会ってしまったのです。

それで、次の記事で、C. persicifolia の本名は、「モモノハギキョウ」であ〜る! と高らかに歌い上げました。

2023.06.13撮影

そう歌った後も、さらにホタルブクロ属の勉強を続けていたんですが、C. persicifolia の和名が検索で、「モモノハギキョウ」と「モモバギキョウ」の両方出てくるのに気づいたんです。ああ、なんと不都合な。

どちらの名称で検索しても、両方の名称の記事が出てきます。ということは、両方の名前が民間で使われているとともに、正式の和名かどうかに関しては、なんとも言い切れない。

0。正式の和名はない
1。正式の和名は「モモノハギキョウ」である
2。正式の和名は「モモバギキョウ」である
3。どちらも正式の和名ではない
という可能性があります。

4。両方正式の和名である
というのは、多分、定義上ないのだと思います。

2021.06.03撮影

検証も十分にせずに、うれしそうに、「モモバギキョウ」の本名がわかった、などと口走ったことは、これは、明らかに、わたしの落ち度であります。これだ! とひとつの情報に飛びついたのは、わたしの責任。ここに平に謝罪いたします。

学名 Campanula persicifolia
英名 Peach-leaved bellflower「桃の葉の形の葉をした鐘型の花」
和名 モモノハギキョウ、あるいは、モモバギキョウ
キキョウ科(Campanulaceae)ホタルブクロ属(Campanula

モモノハギキョウ/モモバギキョウには、白花もあります。

2013.06.12撮影

少しずつ異なる、あるいは、撮影条件で異なって見える、色の花を、どうぞ。

 
2021.07.10撮影↑               2021.07.28撮影
 
2021.09.06撮影               2021.07.18撮影
 
2024.07.13撮影               2024.06.09撮影
 
2024.06.07撮影               2024.07.23撮影


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