2022.10.19撮影
サルビア・ガラニチカ(Salvia guaranitica)の花
前回のシソ科(Lamiaceae)に続き、今日もシソ科の植物です。オレガノ(Origanum)ではなく、サルビア(Salvia)ですが、今日のサルビアは、そのうちでも、サルビア・ガラニチカ(Salvia guaranitica)。
学名 Salvia guaranitica
英名 Anise-scented sage「アニスの香りのセージ」
和名 サルビア・ガラニチカ(グアラニティカ)(学名から)
和名 メドーセージ
シソ科(Lamiaceae)アキギリ属(Salvia)
冒頭画像は、去年のもので、右手後ろにコレオプシス「太陽のほとばしり」(Coreopsis grandiflora 'Sunburst')が見えます。
サルビア・ガラニチカは、日本でよく栽培されているような印象を受けるのですが、そうなんでしょうか。帰国すると、よく見かけるんです。
実家の庭にもあり、きれいなのはいいのですが、根を張って増え、庭中、オカトラノオ(Lysimachia clethroides)とともにサルビア・ガラニチカだらけになります。それで、わたしが帰省するたびに、大格闘して掘り上げています。
次の2枚の画像は、その実家のサルビア・ガラニチカです。勢いが大変いいです。
2023.05.26撮影 2023.05.26撮影
サルビア・ガラニチカ(Salvia guaranitica)の花(日本の実家)
サルビア・ガラニチカは、初夏から晩秋にかけ、花期が長いです。きれいなミントグリーンの葉に、美しい青色の花が冴えます。この青色は、個体によって、水色から真っ青、青紫から赤紫、と色が異なります。
そんなサルビア・ガラニチカを、わたしは、わたし自身の庭に、数回、導入したことがあります。でも、その度に、1年きりの命になってしまいました。バンクーバーの耐寒気温が、サルビア・ガラニチカにはちょうど微妙なところにあるからです。それで、再導入は見合わせていたのですが、近年の温暖化に後押しされました。
そして、2年前、異なる色の個体を何本か取り合わせて、求めました。以下をご覧ください(時期的に売れ残りのを買ってきたので、あまり花がついていない)。
2021.08.18撮影 2021.08.18撮影
2021.09.06撮影 2021.09.06撮影
ところが、次の年(去年)、これ、みんな同じ色? というほどまで色の数が減りました。そもそも、年越ししなかった個体があるんでしょう。生き残っている株には、前年より花がよくつきましたが。冒頭画像と、次の画像2枚です。
2022.10.19撮影 2022.10.19撮影
温暖化と言っても、バンクーバーでは冬にマイナス10℃を下がることがあります。そうなると、サルビア・ガラニチカには厳しいことになります。
そして、今年・・・10月いっぱい待ってみたけれど、また、サルビア・ガラニチカを失ってしまった。来年はどうする?
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