2024.03.17撮影
この花は、アネモネ・ブランダです。古い学名 Anemone blanda から取られた名前です。
学名 Anemonoides blanda
旧名 Anemone blanda
英名 Balcan anemone「バルカンのアネモネ」
和名 アネモネ・ブランダ
キンポウゲ科(Ranunculaceae)アネモノイーデス属(Anemonoides)
和名 アネモネ・ブランダ
キンポウゲ科(Ranunculaceae)アネモノイーデス属(Anemonoides)
アネモネ・ブランダは、現在、学名で Anemonoides blanda と呼ばれます。Anemonoides の語尾の -ides というのは「〜のような」という意味なので、Anemonoides(アネモノイーデス)というのは、Anemone に -ides がついて「アネモネのような」という意味になります。
アネモノイーデス属(Anemonoides)に含まれる多くの種(しゅ)は、以前、アネモネ属(Anemone)に入れられていました。
アネモネ・ブランダは、日本の固有種キクザキイチゲ(Anemonoides pseudoaltaica)にそっくりですね。「キクザキイチゲ」の「キクザキ」というのは、「菊咲き」(キクザキイチゲ - Wikipedia)。
2022.10.01撮影(エリゲロン) 2021.05.05撮影(アネモネ・ブランダ)
アネモネ・ブランダが、そして、キクザキイチゲも、キクの花みたいなので、キク類の一例として、上に Erigeron karvinskianus(エリゲロン・カルヴィンスキアヌス)を、アネモネ・ブランダといっしょに並べてみました(上の画像2枚)。
両者の大きな違いは、
キク類
・「花」ひとつに見えるものは、花の集合体
・「花びら」1枚に見えるものが花
・中心は花びらのない花
アネモネ・ブランダ
・これでひとつの花
・中央にメシベ、その周りにオシベ
では、アネモネ・ブランダのふくらんだツボミをご覧ください。以下の画像は、今年2月から3月にかけてのものです。
2024.02.23撮影 2024.03.09撮影
2024.02.19撮影 2024.03.04撮影
アネモネ・ブランダも、他の植物同様、今年は早く咲き出しました。1月末に最初のツボミが現れました。
上の画像は、ツボミが色づいて、開く前の段階です。花柄の上部が曲がって、ツボミが頭を垂れています。細かいところを見てみると、花びらが花柄についている部分は、黒っぽいリングになっています。
2024.03.04撮影
上の画像は、花がもう少し開いてからですが、まだ頭を垂れています。葉の方は、葉っぱが1本の葉柄に「3枚」ついているのが見えます。そして、その葉柄は、軸から3本出ます。
次の画像は、花を上から撮影したものです。花びらがより開き加減になり、花柄の曲がり方も90度ほどに持ち上がってきています。
2024.03.20撮影
以下の画像では、後ろ姿を捉えてみました。両方とも雨に濡れています。
2024.03.09撮影 2024.03.09撮影
アネモネ・ブランダは、
・白
・薄い水色
・薄い藤色
・藤色
・薄いピンク
・薄い紫
・赤っぽい紫
・青っぽい紫
・濃い紫
というような色の幅で咲きます。以下は例です。
2024.03.21撮影 2024.03.21撮影
2024.03.14撮影(花びらの根本が赤っぽい) 2024.03.21撮影
2024.03.21撮影 2024.03.21撮影(花びらの根本が白っぽい)
2024.03.21撮影 2024.03.09撮影
2024.03.21撮影
次は、アネモネ・ブランダの花が、一部(右下4分の1)、陽に照らされた様子です。
2023.03.14撮影
最初の花はブルーデイジーかと思いました。
私の質問にコメント欄で、丁寧に教えて頂き、
どうもありがとうございます。
こんなにたくさんの花があって、どんだけ広いお庭なんだろうって考えちゃいました。
毎回、見たことがない花が見ることができて
嬉しく思います。
うちの庭は、そうですね、、、やっぱり日本の平均より大きいか。