カラスといちごとクロッカスと

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ハチドリ、フサフジウツギで休憩中

2022年08月03日 07時29分46秒 | 
2021.08.18撮影

画像の真ん中にちょこっととまっている鳥は、ハチドリ(科名 Trochilidae)です。ハチのような羽音を立てる鳥? ハチのようにミツを吸う鳥? 魅力的な鳥なんですが、日本には生息しません。

英名は Hummingbird で、「hum する=ブンブン、ウンウン音を立てる、鳥」という意味です。この humming というのは、歌う時の「ハミング」と同じです。


この鳥は、どの種も、小さくて、せわしなく飛び回るので、画像にとらえるのは、そう簡単ではありません。それで、とまっているところをねらうのですが、長くとまっていることはなく、あっという間に飛び去ってしまいます。

それで、鳥がミツに近いが隠れながらとまれる場所のある木、例えば、画像に出ているような木、の根本で、気温が下がってきて鳥の活動速度の落ちる夕方に、こちらも隠れて待ち伏せをしておいて、撮影します。

写っているのは、Anna's hummingbird(Calypte anna)のメスだと思われます(オスは、首元が赤い)が、確証はありません。


画像のハチドリがとまっている植物は、フサフジウツギ(房藤空木 Buddleja davidii)で、うちにあるこの木は、3メートルもある「大木」です。花は枝の伸びた先に咲くので画像には写っていません。

英名は、Butterfly bush「チョウチョウの茂み」という意味で、実際、チョウチョウが群がり、ミツを吸います。日本では、学名 Buddleja davidii から来た「ブッドレア」が流通名となっています。

ハチドリは代謝が激しく、常にエネルギー補給をしています。長いクチバシを花の中に差しこみ、ミツを吸います。

フサフジウツギのように花が近接して咲いている花(次の画像)は、お食事どころとして最適なんでしょう。それに、隠れて休憩できる葉と枝(冒頭の画像)があります。(なお、上の画像の個体と下の画像の個体は、異なる個体です。)

2021.07.10撮影

ハチドリは、ミツを吸った花は覚えている、というカナダのレスブリッジ大学やイギリスのセント・アンドリューズ大学の研究があります。ミツの入っていないお花にクチバシを突っ込みたくありませんよね、それだけでお腹が減ってきます。

英文ですが、よろしければ、どうぞ。



ハチドリはナワバリ意識が強く、他のハチドリが領「空」侵入すると、うるさいぐらいの大げんかをして追い出します。花の数、ミツの量、が死活問題ですから、当然でしょう。わたしの庭には、たいてい花が咲いているので、このハチドリが住処の一部にしてくれているようです。

明日は、再び、フサフジウツギについて。



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