カラスといちごとクロッカスと

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季節、最後の花

2023年11月20日 08時00分00秒 | わたしの庭
2023.10.25撮影

今日は、この秋最後の花をまとめてみます。

最初は、シュウメイギク(Eriocapitella hupehensis)。シュウメイギクは、新しい分類ではEriocapitella属(和名はないもよう)で、シュウメイギクをイチリンソウ属(Anemone)とするのは、古い分類です。

うちではこの秋、なぜか、この1輪だけが咲き残ってしまいました。他にほとんど何も咲いていない庭の中で、ポツンとピンクの花がまだ半ばツボミのような形をしているのは、微笑みを誘いました。

2023.10.21撮影

ナデシコ属Dianthusの、この濃いめのピンクの花は、今年はなにも作らなかった野菜畑の横で、これも1輪だけ、咲き残っていたんです。草抜きするまで気づきませんでした。すごく元気で、また、色もはっきりとしていて、見たわたしの方まで元気が出ました。

これは、ナデシコ? カーネーション? 


2023.10.25撮影

足を怪我してから、ずっと植物の茂った中には入っていけなかったのですが、2ヶ月してなんとか足を踏みしめられるようになり、やっと庭の植物を、文字通り、間近に見ることができました。すると、失ったか、と思っていたナツシロギク(Tanacetum parthenium)が、小株ながら残っていたんです。うれしいわあ〜、これからまた大事にして育てましょう。

でも、やっぱり、八重のはなくなっちゃったかな?



咲き残った花のハイライトは、なんと言っても、次の植物です。何かお分かりでしょうか。

2023.10.06撮影

これは、ヒエンソウ属(Delphinium)の園芸種です。一般には夏に咲くものですが、早々と咲いてタネになり、タネも落としてしまった軸を、わたしが切り取ってしまったら、脇芽が何本も出てきました。それでどうなるのか「ハラハラ」していたら、秋にツボミをつけてしまいました。それが10月始め。

そのツボミが、秋の雨の中、咲いたんです。

2023.10.19撮影

いやいや、そのうち、雨に打たれて花が崩れるよ、と思っていたら、なんと、雨がそれほど降らなかった。気温もあまり下がらない。

それで、次々とツボミが開くようになりました。

一方のわたしは、足の回復と天気の協力で、キンポウゲ(Ranunculus)だらけだった庭の草抜きができました。草抜きができたので、春の球根も植えることができました。

2023.11.01撮影

上の画像の、画像右下に棒を並べてあるのが、球根を植えたところです。この辺り、一帯、草だらけだったんです。草を抜けば土が柔らかくなりますから、そこに球根を植えるのは、容易です。でも、そのまま土をむき出しにしておくと、ノラネコさんたちがご使用になりますし、アライグマさんたちが球根をほじくってくれるので、せめてもの対策として、このような棒(木を剪定したもの)を並べます。実際、役に立っているようです。

本来ならば、自家製のマルチ(チップス)を敷き詰めるところなんですが、そこまで足は回復していません。

2023.11.05撮影(上から見下ろして撮影)

気温が低いからでしょう、花びらの色は薄いです。でも、結構な数の花が開いています。今後いつまで咲いたままでいるか、観察をつづけます。

ヒエンソウの花の下と右上に見えている茶色いものは、ヒエンソウの花の終わったものではなく、アガパンサス(Agapanthus)のタネのサヤです。

夏には、次のように咲いていたはず。「はず」というのは、この時期帰国していたので、自分で写した写真がないんです。それで、以下の画像は、2年前のものです。

 
2021.05.28撮影               2021.06.22撮影
咲き始め                   やや盛りすぎ


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