2022.10.01撮影
今日は、ベリーな「木の実」! 今、あちこちで成っています。
「木の実」は「木になる実」ですから、この赤いのも「木の実」。「ベリー」というのは、柔らかい「木の実」ですから、これは、ベリーな「木の実」!
これは、何の実かというと、ヤマボウシ(Cornus kousa subsp. kousa)の実です。
この赤い実が、美味しいんですよね。プラムみたいな味です。でも、果肉は、どろっとしています。舌触りはあまりよくありません。外側がざらざらしているんです。この皮の部分は食べなくてもいいです。
2024.06.11撮影
上の画像は、ヤマボウシの「花」です。正確には、白い花びら状のものは総苞(花の集まりを包む役割の「ガク」)で、実際の花は、真ん中のつぶつぶの塊。
学名 Cornus kousa subsp. kousa
英名 Japanese dogwood「日本のミズキ」、Korean dogwood「朝鮮のミズキ」、など
和名 ヤマボウシ(山法師)
和名 ヤマボウシ(山法師)
ミズキ科(Cornaceae)ミズキ属(kousa)ヤマボウシ亜属(kousa)
いわゆるハナミズキ(Cornus florida)は、別名がアメリカヤマボウシで、アメリカ合衆国の東海岸から内陸にかけてが原産です。でも、このヤマボウシ(Cornus kousa subsp. kousa)は、日本、朝鮮半島が原産です。
2024.06.11撮影
ヤマボウシの「花」は、上の画像のように、柄の先につきます。葉が絨毯のように広がり、その上に、「花」が浮かんでつきます。
この画像に写っているヤマボウシは、わたしのうちのお隣のヤマボウシですが、お隣は、わたしの意向を入れて剪定してくれます。うちの方に出っ張っている枝は、うちの方で見栄え良く剪定するか、あるいは、大きな枝ならあちらに任せる、また、あちら側にある枝でもこちらからも意見が言える、という相互了解です。
花が咲くと、多くの枝が斜めに下がってきます。わたしのうちの方に出っ張っている枝は、ちょうど玄関の外側に垂れてきて、風情があります。その姿があまりにも美しいので、つい、剪定せずにおくのですが、やはり、庭を余計に日陰にするので、毎年後悔します。
2022.08.22撮影
花びら(=総苞片)が落ちると、上の画像のようになります。これは、たまたまですが、もうすでに赤い実が落ちた後で、この青い実はこれから赤くなります。
日向に植っているヤマボウシだと、赤い実で見事になります。
2022.08.22撮影
これが、落ちている実です。つい踏んでしまうので、あたりが汚くなります。踏まないようにして拾い上げて食べればいいのですが、ヤマボウシが、いくら美味しい、わたしは好き、と言っても、果物として流通しているようなものの美味しさまでいきません。勝手ですね。
実の表面に見えるつぶつぶは、ひとつひとつが花で、2番目の画像に見えていたつぶつぶです。冒頭画像では、このつぶつぶが、ツンツンと出ています。
2023.11.07撮影
うちには、このヤマボウシの実生があります。数本あったうちの1本が、鉢で元気に成長しています。成長は遅いんですが、いずれ地植えしなくてはいけないのだろう・・・でも、どこに? 木など、植えるところ、もうないのよ。
上の画像(去年)は、その色づき出したお子ちゃんヤマボウシ。
わたしはマンリョウが欲しいんですが、ここでは育たないみたい。
でも、ミヤマシキミはわたしの庭でも元気にしています。大変丈夫です。
名称は入り乱れているみたいです。
よく似ていますよね。
でも、美味しいのは、ヤマボウシの方です。
ハナミズキの実は、こんなの。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8A%E3%83%9F%E3%82%BA%E3%82%AD#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Benthamidia_florida_berry.jpg
とっても感謝です。
ミズキはよく見かけますが、木の実は初めてです。ありがとうございます♪
ミズキの白い花は、紫陽花みたいに実は花ではなくガクで、花が木の実になるのですね♪よくわかりました。
アメリカヤマボウシのことを、アメリカハナミズキと言ってしまう人がいますね。ヤマボウシとミズキで混乱しますね!