2022.09.09撮影
美味しそうなブドウでしょう。アメリカ、オレゴン州のブドウです。
オレゴン州というと、わたしの住むカナダのブリティッシュ・コロンビア州とは、アメリカのワシントン州を間にはさんで、ご近所同士。実際、オレゴン州の南のカリフォルニア州を加えて、北アメリカ大陸の太平洋海岸線の4州が、西海岸(the West Coast)と親しみを込めて呼ばれます。これら4州、(南から)カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州、(カナダの)ブリティッシュ・コロンビア州は、経済的に発展し、政治的には自由な気質である、という共通点があります。
ちょっと話しがそれますが、ブリティッシュ・コロンビア州最大の都市はバンクーバー(カナダ第三の都市)です。でも、バンクーバーという街はふたつあるんです。ひとつはカナダに、もうひとつはアメリカに。なんでこういうことになったか、というと、ジョージ・バンクーバー(George Vancouver)という、艦長であるイギリス海軍士官が、18世紀後半に、現在のワシントン州、オレゴン州、ブリティッシュ・コロンビア州を探検したので、その名前が地名として残っているのです。
カナダのバンクーバーは、ブリティッシュ・コロンビア州のほぼ南端にあります。
(このふたつの街の間に、ワシントン州が広がる)
アメリカのバンクーバーは、ワシントン州の南端、コロンビア川に面してあります。
(コロンビア川の南はオレゴン州)
ジョージ・バンクーバー
それで、冒頭の画像でお見せしたブドウですが、ちょっと変わっているでしょ? お尻の方に何かくっついています。こんなブドウがあるんでしょうか。ありません。(だまされた方、ごめんなさい。それとも、見え見えでした?)大きさは、小粒のブドウをやや小ぶりにしたくらい。縦長の方で1センチありません。
わたしが「オレゴン州のブドウ」と呼んだものは、ブドウが垂れているように見えるように、次の画像を切り取って、さらに35度回転させてあるのです。悪いことをする人がいますね。ペシペシ☆
2022.09.09撮影
この植物の英名は、でも、実際に、Oregon grape「オレゴン・グレープ」なんです。
葉をお見せします。雨がかかっているんですが、雨がかかっていなくても、葉面がテカテカ光ります。
2022.08.20撮影
これは、まだ古い、古い葉ではないのでそんなに恐ろしそうではありませんが、それでも、ささると痛いです。剪定には苦労します。なるべくなら触りたくありません。マルチとして落ち葉を移動させようとする時など、この葉の落葉したのが混ざっていて、本当に痛い目にあいます。また、幹(という?)も大変固く、その意味でも、剪定が億劫になります。幹を切ると、オレンジ色がかった黄色い渋のような樹液が出てきます。
花が咲くころの若葉は、赤みがかった黄緑色で、柔らかそうなんですよ。それでも、トゲはしっかりとついています。
2006.05.08撮影
花の紹介は、明日にしたいと思います。
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