![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/d5/eb4703061aff827d13c28c463bcc5ff1.jpg)
Narcissus poeticus
撮影者:Martinas Angel
撮影日:2011.04.26
オリジナルからの改変、なし
今日は、2月24日、ロシアがウクライナの領土を侵略し始めて1年です(実際には、前から)。この21世紀に、武力行使という蛮行を始めたロシアに、抗議します。
今日から5日間、ウクライナ支持を表明するために、ウクライナの花についての記事をお届けします。
そのような政治的なこと(実は、人道的なことなんですが)をブログに持ち込むのはお嫌いだ、と思われる方は、どうか読まないでください。
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ウクライナの花を紹介するにあたり、文化、原産、絶滅危惧、などに焦点が当てることができますが、今回は、ウクライナが原産地の一部である植物を取り上げます。
わたしがまったく知らなかった種もあります(これ、当たり前)けど、大体は類縁種についての知識がありますので、その知識と、調べたことから記事を書いていきます。
ウクライナが原産地の一部である植物は、以下のリストから拾い上げました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/1e/4b53d8f9505bf4b17b6dcb2fa3d8845c.jpg)
オットー・ヴィルヘルム・トメー(Otto Wilhelm Thomé)画
植物画集「ドイツ、オーストリア、スイスの花
(Flora von Deutschland, Österreich und der Schweiz)」(1885) より
パブリックドメイン
「ウクライナの花、その1」は、スイセンの1種です。冒頭の画像(写真)、および、すぐ上の画像(イラスト)をご覧ください。
真ん中のカップ状の縁が、口紅をつけたように赤いです。よって、クチベニスイセンと呼ばれることがあります。わたしもこの愛らしいスイセンを育てたことがあります。でも、(例によって樹木の陰になり、)なくしました。
このスイセンは、大変いい匂いがします。ぜひ庭に再導入したい花です。
学名 Narcissus poeticus「詩人のスイセン」
英名 Poet’s daffodil「詩人のラッパスイセン」
和名 クチベニスイセン(口紅水仙)
別名 ポエティクススイセン(ポエティクス水仙)(学名から)
ヒガンバナ科(Amaryllidaceae)スイセン属(Narcissus)
原産 南欧、中欧、からウクライナにかけて
スイセン ポエティクス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/96/dca73eb6a1ef9879df857edb7657349b.jpg)
Daffodil (Narcissus poeticus) in the Daffodil Meadow, Romania
撮影者:Daniel Pandelea
撮影日:2010.05.09
オリジナルからの改変、なし
原産地は、南欧、中欧、からウクライナにかけて、です。以下の地図で確かめることができます。イギリスのキュー王立植物園のサイトからです。緑に塗られた部分が原産地、紫色っぽく塗られた部分が帰化して自然繁殖している地域です。
ウクライナの地図上での見つけ方
アフリカ(白)の「右肩」にアラビア半島(白)があります。アラビア半島のすぐ「上」にトルコ(紫色)があります。その「真上」に黒海(水色)があります。その黒海に突き出してぽちっと白い部分がありますが、それがクリミアです。そして、クリミアの「真上」がウクライナ(紫色)です。
Narcissus poeticus(英文+画像+地図)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/a3/01bbb856f7914352b8ca8a151bdb0f94.jpg)
Valley of Narcissi (Ukraine)
撮影者:Denyss
撮影日:2007.05.
オリジナルからの改変、なし
上の画像は、ウクライナで野性のポエティクスが咲き敷き詰めているところです。現在はここはどうなっているのでしょうか。
と言えば、少々違うのでしょう(ロシア国内でも反対の意見が有るでしょうから)
どうしても、ある御方への非難になってしまいます。
もう既に、武力行使の犠牲、その意味の無さを学んだはずです。
これまで何人の方が犠牲になったのでしょう...
その方々皆様にそれぞれの人生があったはず!
生きるため繁栄のために少しずつ生き方を変え生き延びてきた自然生物とは真逆に、学んでも同じ失敗を繰り返すヒトってどうなんでしょうね?(情けない)の一言では済まされませんよ。
又、その愚かさを、諭されても認めないなんてね...
ええ、私も、断じて抗議致します。