――仕事が出来なきゃやる気を見せろ――
朝4時45分、会社を出てそのまま漫画喫茶へ直行。
4時間ほどの仮眠の後、ブログを更新し、ネットで「CLANNAD」1期の6~7話を視聴。
このアニメを観ている1時間がこの日唯一の娯楽である。
シャワーも浴びる予定だったが時間がなくなり断念。12時15分に漫喫を出てそのまま会社へ向かう。
12時40分ころ会社に到着。途中で買ったパンを食べる。これが昼食。
すると社長が当方のところに来て話しかける。
「飯は食べ終わったか?」
どう見ても今食べてる最中なんですけど。
「昨日は無事に終わったか?」
「ハイ」
夜勤明けの昼間に普通に当方がいることに関してはスルー。まるでそれが当たり前かのように。
1時。とりあえず今夜の準備をしようとしていたら、運送屋のトラックが来て、そこに乗せられる。
埼玉県某所のT製作所へ行き、鉄骨の積み込みを手伝い、それを同県のT工場で下ろす。
再びT製作所へ戻り、時すでに4時半。ここで残りの鉄骨を積み込む……はずが、まだ完成していない。
1時間ほど待機するも結局終わらず、会社から迎えの車が来て、それに乗って帰社。
会社に着く頃には6時を過ぎていた。
今日は仮眠を取る時間はない。幸いにも運送屋のトラックの車内で仮眠を取ることが出来たが、なんというハードスケジュール。
買い溜めしていたパンを食べ、休む間もなく夜勤の準備。
この日も7時に会社を出る。
深夜2時半に夜勤は終了し、会社に戻ってこの日も軽い飲み会。
上司たちのグチが始まる。
「もうね、いろいろパニクってるね。スケジュール的に」
現場が複数重なり、必要な鉄骨が間に合っていないのだという。
鉄骨は焦って作らせていることもあり、加工のミスが相次ぎ、更に時間を食っている。
「急いで作るもんじゃないんだよね。焦ると必ず失敗するから」
「社長が何でもかんでもOKするからだろ」
「鉄骨間に合うか分からないのに、お客さんには『ああ大丈夫ですよ』しか言わない」
「で、そのいい加減さのしわ寄せが現場の人間に来て、予定工期をオーバーすれば社長は怒るっていう」
「要するに社長が馬鹿なんだよ」
「現場や工場の人のこと何も考えてないね」
なんという愚痴大会。
その後も当方のやる気を無くさせるような話ばかりが続いた。
この会社は本当に酷い――皆がそう言っている。
夜も昼も働いている今ですら、まだ楽なほうだという。
この会社には労働基準法というものが存在しないらしい。
クビになりたくは無いが、残れば残ったで幾多もの地獄が待ち受けている。
何だか微妙な気持ちになってきた。
まだクビか存続かの結論は出ていないのに、当方の緊張感が次第に薄れていく。
イヤ、今までどおりクビを覚悟で頑張らねば。
「仕事が出来なきゃやる気を見せろ」
とは、外注社員Aのお言葉。
というわけでスケジュール的にヤバく、やることがたくさんあるので、今日はこのあと11時に出社する。
クビか存続か。
運命の日まであと22日。
朝4時45分、会社を出てそのまま漫画喫茶へ直行。
4時間ほどの仮眠の後、ブログを更新し、ネットで「CLANNAD」1期の6~7話を視聴。
このアニメを観ている1時間がこの日唯一の娯楽である。
シャワーも浴びる予定だったが時間がなくなり断念。12時15分に漫喫を出てそのまま会社へ向かう。
12時40分ころ会社に到着。途中で買ったパンを食べる。これが昼食。
すると社長が当方のところに来て話しかける。
「飯は食べ終わったか?」
どう見ても今食べてる最中なんですけど。
「昨日は無事に終わったか?」
「ハイ」
夜勤明けの昼間に普通に当方がいることに関してはスルー。まるでそれが当たり前かのように。
1時。とりあえず今夜の準備をしようとしていたら、運送屋のトラックが来て、そこに乗せられる。
埼玉県某所のT製作所へ行き、鉄骨の積み込みを手伝い、それを同県のT工場で下ろす。
再びT製作所へ戻り、時すでに4時半。ここで残りの鉄骨を積み込む……はずが、まだ完成していない。
1時間ほど待機するも結局終わらず、会社から迎えの車が来て、それに乗って帰社。
会社に着く頃には6時を過ぎていた。
今日は仮眠を取る時間はない。幸いにも運送屋のトラックの車内で仮眠を取ることが出来たが、なんというハードスケジュール。
買い溜めしていたパンを食べ、休む間もなく夜勤の準備。
この日も7時に会社を出る。
深夜2時半に夜勤は終了し、会社に戻ってこの日も軽い飲み会。
上司たちのグチが始まる。
「もうね、いろいろパニクってるね。スケジュール的に」
現場が複数重なり、必要な鉄骨が間に合っていないのだという。
鉄骨は焦って作らせていることもあり、加工のミスが相次ぎ、更に時間を食っている。
「急いで作るもんじゃないんだよね。焦ると必ず失敗するから」
「社長が何でもかんでもOKするからだろ」
「鉄骨間に合うか分からないのに、お客さんには『ああ大丈夫ですよ』しか言わない」
「で、そのいい加減さのしわ寄せが現場の人間に来て、予定工期をオーバーすれば社長は怒るっていう」
「要するに社長が馬鹿なんだよ」
「現場や工場の人のこと何も考えてないね」
なんという愚痴大会。
その後も当方のやる気を無くさせるような話ばかりが続いた。
この会社は本当に酷い――皆がそう言っている。
夜も昼も働いている今ですら、まだ楽なほうだという。
この会社には労働基準法というものが存在しないらしい。
クビになりたくは無いが、残れば残ったで幾多もの地獄が待ち受けている。
何だか微妙な気持ちになってきた。
まだクビか存続かの結論は出ていないのに、当方の緊張感が次第に薄れていく。
イヤ、今までどおりクビを覚悟で頑張らねば。
「仕事が出来なきゃやる気を見せろ」
とは、外注社員Aのお言葉。
というわけでスケジュール的にヤバく、やることがたくさんあるので、今日はこのあと11時に出社する。
クビか存続か。
運命の日まであと22日。