今日、ひな祭りの日は明石市のI氏宅でのオーディオオフ会でした。
今日のオフ会では、MJ誌のスピーカ製作でおなじみのS氏設計製作による小型スピーカシステムのお披露目がありました。
ちょうど下に置いている6CA7シングルで鳴らしたのですが、能率はあまりよくないものの、小型スピーカとは思えない広がり感、奥行き感、そして、ぴったりなまとまり感で、こんな小さなスピーカからこんな音がするのかと、びっくりしました。
ツイータがバッフル版の面より少しへこんで小さなホーンのような形状になっていますが、最近では、この形(名称は忘れてしまいました)が一般的になってきており、この効果が大きいとのことでした。
その後、メーカ製の別の小型スピーカも聞くことが出来ました。このスピーカは口径がもう少し大きく、よりゆったりした鳴り方でより自然な感じの音質でした。
なんだか大きな箱のスピーカって何なんだろうと少し首をかしげたくなります。
正直言いますと、昔の小型スピーカ(私のイメージとしては、10㎝フルレンジにおまけでツイータをつけたスピーカ)のような、低音が足りなくて、高域がうるさいと嘆くようなちゃちな音ではなく、低域もしっかり出て高域まで伸び、かつきれいな音がする、もう言うことなし、な音質でした。
今日は、後ろのALTECやJBLのホーンスピーカの出番はありませんでした。
その後、U氏作、12AU7の単管プリの電源を現在のCRのリップルフィルタから、レギュレータにFETを用いた、定電圧電源と比較する試みがなされました。
U氏は、まだそれほどオーディオの沼にはまっておられない方で、昔の回路図などを参考にコツコツとご自分に合ったシステムを構築されている方です。
以前のオフ会で、和歌山のF氏から、電源の重要性についての話があったそうで、それを聞いた当会主催のI氏が電源を用意いていたようです。
早速、CRフィルタの電源と、上記写真の電源をスイッチで切り替えできるように接続し、音質を確認してみました。
実験前は私も大した違いはないんちゃう?と思っていたのですが、その差は歴然でした。CRフィルタの時は、音の広がり感が少し狭い印象です。一方、FETの時は、音が定まったような、音の余韻も比較的多く感じられました。大抵抗とコンデンサによるCRフィルタより、FETという小抵抗とコンデンサの組み合わせの効果なのではないか、と思います。
これは小さな違いの可能性はありますが、マニアにとっては、この程度は大きな違いなのです。
と、そんなこんなであっという間に時間が過ぎ、今日はお開きとなりました。冒頭のS氏作小型スピーカは、現在当方の家にあり、これからどんな音がするのか試してみたいと思います。
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