好きな物の考察ブログ

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アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実

2019-08-21 11:27:43 | ゲーム

今回は「アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実」のレビューです。
元の幻想水滸伝のスタッフが集まって作成されたスマートフォンのRPGです。

■どんなゲーム?
ゲームシステムは一言でいうとプリコネ系。キャラはどれも星6まで成長可能で、
装備をそろえてランクアップすることでキャラを強くしていくタイプのゲームです。戦闘はオート。
この形式に幻想水滸伝っぽい要素がふんだんに練り込まれていています。


■このゲームの特徴
幻想水滸伝要素がふんだんに盛り込まれています。
〇戦争パート

メインシナリオの節々で懐かしの戦争パートがあります。
戦争パートと良いっても簡易的なものほぼ見てるだけなのでラクチン。

〇方舟でキャラと会話できる

ガチャでゲットしたキャラは方舟(拠点)で会話ができる。時間帯によってもキャラの出現場所が代ったり凝った仕様になっている。
関係性が深いキャラは同じ場所で食事していたりと、結構なこだわりを感じる。

〇キャラごとに関係性とシナリオがある

幻想水滸伝と言えばキャラごとにストーリーがあり、キャラ事の関係性があること。
このゲームでもちゃんと再現されていて、関係性があるキャラクターは絆スキルという合体技が使えます。

〇メインシナリオは章ごとに分かれている

ある意味3の構成に近い各章に主人公がいる形式。ただ、章ごとに世界線が違い、同じキャラでもその世界線では立場がちがうなどそういった感じ


正直気になっていたのは、幻想水滸伝ティアクライスの製作者がかかわっていること。(ディアクライス…うっ、頭が…)
その心配は無用でゲームシステムも1~4辺りまでに寄せている感じになっています。
キャラ絵もそんな感じで今時大丈夫なのか?と少し心配になるところはありますが…


■まとめ
幻想水滸伝ファンとしてはグッとくる感じのシステムになっています。
ただ、育成がきつく、幻想水滸伝よろしく複数パーティを作ることが求められるので、パーティを作れないのがつらいです。(今後解消されるらしいですが)
それとメインストーリーの敵が強すぎて勝てないのも不満。育成が追い付かないのに敵が強いのがストレスです。
それとシナリオ読みたくても先に進めないし、アイコンになっている主人公ほしいのに解放できないのが悲しいです。

その辺が解消されれば遊ばれやすくなるのかもしれません。個人的には好きです。(幻想水滸伝懐かしい)







岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。を読みました。

2019-08-21 10:23:42 | 
任天堂前社長の岩田聡さんの本が出たので購入して読みました。今回はその感想を書きたいと思います。
内容についても触れるのでネタバレ気にする方はご注意ください。

■どんな本?
2015年7月11日に亡くなった、任天堂前社長の岩田さんが生前に語っていたことをまとめた本。
主にネットで記事になっていたものをまとめたものです。

岩田さんは自身で本を出すことを嫌っていたらしく、生前に本は出ておらず、
最近になって、関係者だった方が出した本です。

■感想
岩田さんについてはゲームが好きな人ならみんな知っている方でユーザーからもとても好かれていたと思います。
私も任天堂のホームページで定期的にアップされていた「社長が訊く」をよく読んでいました。
この試みはすごく面白くて、普段ほぼ聞く機会がない、ゲーム開発内部の考えや思いが社長が開発者にインタビューする形式で語られます。
こうやって記事にしてみんなが見える形で内部事情を広めていく試みは当時にしては先進的だったと思います。
社長に訊くを読んでから、岩田さんに興味を持つようになりました。

この本では主に、岩田さんの経営学と人柄について書かれています。
特徴的なのは岩田さんが天才プログラマーで経営者だというところで、
ここが他の人にはないものだと思います。プログラマーだからこその思考が経営に活かされていることが書かれています。
個人的に読んて思ったのは、プログラマーだからこそ経営もうまくできたのでは?と感じました。

一節で人に何かを説明をして理解されなかったとき、相手がわからない人と考える前に、自分の説明が伝わりにくかったか?と考えるそうで、
それもプログラムでソースコードを書き間違えたときと同じで発言した自分の言葉が間違えていてうまく動かないのと似ているという話が出てきます。

一つの仕組みを動かすために途中で起きた問題を一つ一つ解決していくことができるプログラマー脳だからこそ、その考えに至るし、
それを実行してうまく動かせるのだと思います。

プログラマーというとシステマチックに動かすようなイメージで感情が薄い印象が勝手にありますが、
そんなことはなく、社長になってから半年に1回社員一人一人と3時間面談していたという話しも書かれています。

心が通った経営理念の持ち主だからこそ、任天堂の社長だったのだろうなという風に感じました。

■まとめ
ビジネス書というよりは伝記のような本なので岩田さんに興味がある人、任天堂という大企業の経営者の考え方に興味がある人にはおススメの本です。
個人的にはこういう本を出してほしかったので満足です。